男児遺体、37歳父親を逮捕 遺棄容疑、殺害も認める供述―捜査本部設置・京都府警 …… 週刊誌はともかくテレビ報道はこれ主体で反復報道するのを止めてくれ。

事実通信社と集英社オンラインの記事である。


時事の記事は事実が書かれている。この事件で約24時間毎に分かる情報は、そんなに多くはない。

この最近、テレビ報道や新聞社、通信社の報道ではこの報道がかなりを占めていた。そして、逮捕されてもまだ殆どがこれで占められているようだ。むしろ、他の報道よりこれの報道が以前より増えているほどである。正直、これはもう週刊誌などで細かく扱っているのだから、ニュース報道は新情報だけを軽く流して終わらせて、他にもある時事ニュースを”沢山報じる”ことに時間を割いて欲しいが……世間も、このニュースの反復報道をそんなに見たいのだろうか?

亡くなった子供は本当に不幸で可哀想なことになったから重大だと考えるも分かるが、昭和のワイドショー全盛期でも、ニュースでここまで1つの殺人事件を毎日、毎日、行方不明の始まりから、その日に分かったことまでまるで、連続ドラマやアニメのアバンタイトル(ダイジェスト)のように報じて、時間を使うのは本当になんなんだろうなと思う。それこそ、タイムパフォーマンスの無駄である。

この水増しを減らして、もっと世間で起きている出来事を数多く報道すれば、社会で多くの事件や事故、政治や経済の出来事などがあるかが分かり、もっと多様な考えが広がるだろうになと思うが……。今は本当に、報道機関は報道したいことだけ(世間から報道批判されにくく、被疑者が明確に分かるものだけ)を選んで長期間報道しているのがはっきり分かる。


むしろ週刊誌などの方が、政治や経済で今問題になっている可能性があることを、いち早く報じていることも多いのは情けないことである。
もっとも、この事件においても、集英社の上記の記事などの方が、容疑者に関連する情報が詳しく綴られている。

テレビ局や新聞社は、SNSなどの批判に晒されることが増えてしまっていることと、特にテレビは、映像と音声で流れることが嫌気されているのもありそうだ。その結果、容疑者周辺の話を拾うのが簡単ではなくなっているからだろう。なのに、報道ではもっとも長時間扱われるのが、こういう事件であるのが歪に見える。

では、どんな報道をテレビはしているのかというと、ニュースを見る限りでは、少ない関係者への取材を何度も毎日流すことである。
例えば、リュックが見つかったという時に、あそこは探したという消防団の人への取材を、次の報道でも、その次の報道でも、今朝は、テレビを見てまたやってると思った瞬間にニュースをテレビで見るのを諦めたので、見ていないが……2-3日前も、これまでの経緯みたいな感じでやっていた。

こうやって積み重ねて行くから、だんだんニュースの時間がこればかりで間延びしていく……それに、ワイドショー的な番組だと、スタジオで犯人像とか、どういう捜査かという話をひたすらするようだ。これも、ひるおびとか少し見ると分かる。まあ、何分も見ないのだけどね。スマホなどでニュース情報を読んだ方が早い。こうやって、新しい内容が特にないものを長々と扱う訳だ。



そうこうしている間に、週刊誌などは上の集英社の記事じゃないが、容疑者が逮捕されたらすぐに周辺情報を記事にする。テレビでやる必要などもうない。何故なら、報道側では養父とはまだ報じていないところが多いはずだからだ。


今テレビ番組は、昼間の時間帯の4割以上がニュースまたはバラエティ情報番組である。民放全局とNHK全体で、1日を見た場合、たぶん全時間帯でニュースまたは情報番組をどのチャンネルも扱っていない時間帯が1時間とか2時間もないかもしれない。ほぼどこかでは情報番組またはニュースである。

だが、それらで扱っている情報の殆どは、その時間の最新ニュースではなく、その24時間以内ぐらいで入っているテレビ局が伝えたいニュースである。この時間までに入っている最新のニュースですと言いながら、朝のニュースと殆ど変わらないことなど今や当たり前である。ちなみに、共同通信や時事通信などで調べると、地方も含めて1-2時間に数本は新しいニュースが入っているのにも関わらずである。

テレビはニュースが最後に残るみたいに思って情報番組やニュース番組を今も増やしているが、結局年々内容が薄くのばされていくか、または扱われないニュースが増えていくだけで、週刊誌の方が真実かどうかは別として、内容は詳しい辺りが、テレビという媒体のさらなる低下を感じさせる。

個人的には、報道と情報の番組を今後は減らして、自社IPにあるドラマや映画、アニメなどの再放送を主体に戻した方が良いと思うが……もうそれも出来ないのだろうな。昔の方がそういう再放送が多かったのだけどね。



尚、ネットの情報も今回は酷い状況になっていたようだ。テレビが連日アレじゃあそうなるのも無理はないが、私はみていないのだが、Youtubeなどでは過剰な分析をした著名人(専門家)などがいて、不適切な発言があったと批判を浴びたり、

さらに、容疑者が外国人だと今も拡散されているようだ。しかし、これは誤報だと週刊誌が伝えている。

本来はテレビや新聞報道の側が、こういう情報をすぐにキャッチアップして伝えて誤報を減らすことと、専門家と称する人を下手に、テレビなどに呼んで独自分析させて、その気にさせないことが大事だが、何というか同じことばかりに関心を向けさせるあまり、これが当たり前になり、酷くなって来ているように見える。


そもそも、どんなに推理しても予測しても、現実に存在する事実は、1つだけだ。今映画が放映されている名探偵コナンは、真実はいつもひとつなんて口上を言っていた頃があったが、それだけなのだ。それは犯人が捕まれば自ずと分かることである。そして捕まった今、もう容疑者が黙秘しない限りは、調書として記録され、起訴を取り下げるか、起訴猶予、または略式起訴に留まる特段の理由がなければ、起訴された後に裁判で詳らかになるだろう。

もちろん、その事件の予想を、井戸端とか、友人の間で事件について語るのは好きにすればよいが、事実かどうかが不明確な情報は、本来、広く話が広がる前提で公に出すものではない。個人の意見として私はこう考えているという程度なら良いが、それを超えたらダメなのだ。

予想も当たった当たらなかったを後から喜ぶ話ではない。それは事件の関係者(被害者を含む)に対し、不謹慎なことにもなるし、被害者家族が容疑者でも、誰がどこまで知っていたかは分からない以上、下手に詮索して憶測をすれば、さらに例え亡くなっているとしても、被害者すらも望まない悪い結果をもたらすかも知れない。

それを殺人事件になればよりもっと肝に銘じるべきなのである。

それが、例えニュース報道でもである。

尚、外国人であるというのは、どうも海外メディアが伝えてしまったようだが……それ自体が誤報だったと見られる。もっとも、日本の社会ニュース(国内の事件)を海外のメディアが国内取材斑の派遣なしに国内にない情報を含めて詳しく報じているなら、誤報か、憶測であることが多いので、気を付けなければいけない。

しかし、ここまで世の中の反応が、これ一本に偏っているのは本当に社会が画一化していることを示しており、怖い。
もう少し、報道が報道らしかったら違うのだろうが……情報番組スタイルを捨てる気がないし、むしろそれにしないと、番組枠が埋まらない時代(昔はニュースは15分~30分枠のヘッドラインが中心だった)になっているので、今後もこういうことはさらに増えていくのだろう。


まあ、この事件の報道が増えたお陰で、この数日は特に全国ニュースを見る時間は著しく減ったが……こういうネタにもなるからと、テレビニュースを見るのをこのところ一定程度増やしていたが、また減る結果になってしまった。まあ、テレビで見なくても問題はないから、毎日必ず見る訳でもないのだけどね。今回は短い中で、本当に新しい「要点」よりアバンタイトル(これまでのダイジェスト)ばかりやって、その日に分かったことどころか、次のニュースが来ないで、2度目3度目のダイジェストに戻る壊れたCDかレコードみたいな感じで諦めるぐらい酷いニュースを見てしまったから、ここに愚痴を書いてしまった。