【速報】米大統領は、米イランが2週間戦闘を停止すると発表した …… イラン側は自国への攻撃が停止すればホルムズ海峡へ船舶への攻撃を停止。2週間解放する。

時事通信社の記事である。


これはトランプ氏のSNSであるTruth Socialでの発表だが、イランの発表はもう少し詳しく内容としては米国が言う停戦と同じと見て良いかは判断が分かれるだろう。イラン側は停戦と言うよりも、協議に応じたが、米国やイスラエルを信用していないという雰囲気がある。

・4月10日金曜日にイスラマバードで米国との交渉を開始する。
・同会議は、協議は戦争の終結を意味するものではない。
・ホルムズ海峡通過に関する条項、制裁緩和、米軍戦闘部隊の地域基地からの撤退などを含む提案の詳細を最終決定することを目的とする
・最長15日間の協議を予定し、延長される可能性もある。

それにあわせて、外相がホルムズ海峡について、

・ホルムズ海峡封鎖は自国への攻撃が停止すれば攻撃を停止
・イラン軍との連携によりホルムズ海峡の安全な通過が2週間可能になる

となっている。

尚、そんな状況でもアラブ首長国連邦でミサイル警報が発令されたとフランス24では報道されている。

交渉が始まるというのは事実のようだ。停戦かというと、何とも言い難い。イラン側は米国とイスラエルを信じていないように見えるので、相手が攻撃してこないなら、戦闘は一端止めるとは述べている。ただ、もし米国・イスラエルの双方またはどちらかが、戦争の発端となった協議中の奇襲攻撃のように攻撃すれば、封鎖は再び行われるし、場合によっては海峡を航行中でも撃沈されるかもしれないということになる訳だ。

イランのスタンスはそんな感じである。

後は履行されるかだけだが、開始時刻が記事中には明確に定められていないので、まだイランやイスラエルの部隊が攻撃を続行している可能性がある。これが、止まるかどうかが重要であり、止まった後に何らかのいちゃもんを付けて、特にイスラエルが攻撃を再開することがないかどうかが重要だろう。ガザと同じ事をやらかせば、協議は終わる可能性が高い。

その時は、米国には是非イスラエルに特殊作戦を行い、ベネズエラの大統領を拘束したように、ネタニアフを拘束して欲しいものだ。
やらんだろうけど……


尚これで終戦することになった場合、状況がこれからどう変わるかを書いていくと、これから被害状況把握が始まると見られる。特にイランの製油施設や燃料備蓄施設破壊の影響が、中国などイランから石油製品を買っていた国に与える影響が、世界市場にどれだけ打撃を与えるかが、注目されるだろう。また、周辺国でも、かなりの施設が損害を受けており、いくつかは年単位で回復不能という話が出ている。これらの集計が行われると見られる。

そこで不足する量を、OPECプラス側がどこまで増産でカバー出来るかが重要になる。また、石油以外の金属(アルミなど)、肥料、石油由来物質、LNG・LPGなどのガスの供給量がどうなっているか、回復にどこまで掛かるかも重要だろう。

多分だが、今の時点ではある程度回復が見込まれても5-7月期ではアジア・オセアニアの地域ではある程度の枯渇が生じ、価格上昇による商品の流通への影響は避けられないと見られる。そのため、この期間についてはどう見ても備蓄を世界的に不足地域に放出して支えるでもしない限り、厳しいと考えられる。そこを過ぎた先で十分な供給に戻るアテがあるかどうかが問われることになる。(もし戻るアテがないなら、備蓄を世界的に放出するのには、難色を示す国が多いだろう)

後は、世界的に社会経済が耐えられるかどうかである。酷ければ6-12月期の2期の間で大きなショックに繋がるだろう。上手く乗り越えられるなら、来年の4月期までに復活軌道に乗るだろう。


あともう一つ気掛かりな点は、トランプがこれで世界への威圧が大人しくなるかどうかである。この後にNATO離脱や日米や韓国との同盟の破棄に動くといった行動が始まったり、さらに他の国への軍事的・外交的威圧をもっと加速させるようだと……もう米国以外と米国とのいがみ合いになるかもしれない。

その場合は、米国基準の経済が終わり、恐怖混迷時代へと陥るだろう。尚、あと数ヶ月で中間選挙だからとか考えるな、ベネズエラ、グリーンランド、イランの1月~4月の間に行われた出来事である。中間選挙は11月なので、まだ倍以上あり、やろうと思えばこの2倍以上の出来事を起こす事が出来る。というか、米国内でもこの期間トランプは好き放題にやっているので……中間選挙で止まるかどうかも分からない。

戦争が終わったとして、本当に怖いのは、この気掛かりの方である。