コンピュータ生産の主体はエンタープライズ向けに……PCやスマホ、タブレットは縮小?

wccftech.comの記事である。


悲観的な話としてIDCのプレス報告書の要約を、wccftech.comが伝えている。この予測は、中東情勢(中東戦争)のエスカレートを含んでいないことには注意が必要である。その上で、IDCも、(以前ここで伝えたと思うが)ガートナーと同じように、低廉なPCなどの販売は出来なくなるだろうと伝えている。

メモリーやストレージなどのコンピュータに関する部品の価格上昇によって安い部品で、安く組み立てるということが出来なくなったからだ。
これは、安い部品ほど値段の上昇幅が大きくなったため、ある程度高いものを買わないと、割高感が出てしまうためということを意味する。

結果、IDCのプレスでは、PCやタブレットが割安だった時代というのは一端終わったと示している。さらに、メモリー不足が27年までは続き、28年以降に価格が若干下がると見ているが、25年やそれ以前の水準に戻る可能性は低いと示している。

これにwccftech.comは付け加えてベンダー側はコンシューマ事業の縮小を補うために、エンタープライズに(需要シフトを願って)注力していると伝えている。

要は、パソコンを安く買うとかスマホやタブレットの廉価品を買う時代が終わったということだ。下手をすれば未来永劫これまでの廉価時代は戻ってこないことになるかも知れないのである。安く買うなら中古品とかになるかもしれない。

しかし、この状況も最初に書いたように中東情勢次第で変化する可能性がある。即ち、確実に不確実性だけがどんどん雪だるま式に膨れ上がり続けていることを示している。これによって、単純に事業の未来を予想するのは以前より難しくなってきている。以前なら、AIはバブルかどうかだけで、この市場が続くかどうかが予想出来たのだけどね。今はイランとか、下手すればその先にも何かあるかもしれないから……以前よりも遥かに、今日の予測が明日も通じるとは限らない状況になってしまった。