連邦判事、ペンタゴンによる報道アクセスの制限に関する議論を審理へ …… 情報統制や制限が加速する米政権と戦うジャーナリスト

NBC Newsの記事である。


これは、端的に言えば「政府職員に質問し、情報を集めて公式発表以上の内容を報道する能力を制限する」というものである。

しかも、

・機密解除された情報や非公式の会話を含み
・国防総省の敷地内外を問わない
・政府の許可を得ていない情報の収集や公表

というものが全面的に禁止というもので、それに従わないジャーナリストは国防総省などの出入りが禁止されるというものである。ちなみに、当該のNBCは署名していないので国防総省へのアクセスは既に失っているが、金曜日(本日)、資格のあるジャーナリストに対し、政府によって事前に承認された情報のみを報道することを義務付け、違反した場合は国防総省の記者バッジを失うリスクがあるという国防総省の規則の合法性について審理を行うということだ。

即ち、訴訟が始まったと言うことである。
ちなみに、これとは別でAP通信が昨年ホワイトハウスでの特定のイベントにおける取材禁止に対しても、現在訴訟手続きが進行中だそうだ。

要は都合が悪い記事を書かれては困る政権側と、その都合が悪いことだからこそ報道せねば、報道の意味がないというジャーナリスト側で法廷闘争が起き始めているということである。これがもし、屈することになれば、いや今がそれに近いが、トランプ後も米国は本格的に民主国家から、社会国家や大統領が全権を持ち、議会の承認など後で良い状況に向かって邁進するのだろう。国民は気が付かないかもしれないが……そのターニングポイントがこれかもしれない。これが、まかり通ると次が例えトランプとは違う民主的な大統領でも、その先に現れる大統領がそれに近いものに戻ればだんだんとジャーナリズムは崩れてくるだろう。