急造中道、内部で不満続出 揺らぐ存続、代表選論点に …… 代表より党解体で元の参議院と合流が普通。
時事通信社の記事である。
この政党は惨敗した後に戻るという道も決めていなかっただろう。本当に大半が落選した執行部が阿呆というか間抜けというか、票数目当てだけだったのだろう。もっともそうでなければ、小さい政党の政策を丸呑みして合流なんてしない。やるとしても、党内派閥(会派)を作って昔の一党時代の自民党のように党議拘束なしで回すという方法が一般的である。英米の欧州の多くの議会は二大政党でも日本のように党議拘束はなく、それで回っている。
日本は、二大政党にする際に日本国民にも報道機関と、そのご意見番の記者や自称専門家がそれはおかしい党で拘束すべきだみたいな話をしたせいで、国民自身がそれこそ常識と思っているが……その弊害で今では執行部の言うことしか聴かないチルドレンだらけになり、記者が取材しても不満を漏らすときは、匿名で漏らすのが当たり前の時代になってしまった。
もし中道改革連合が本気で中道を目指していたなら、そうういう仕組みでやるのであれば支持はもっと……いや、今の日本では難しいだろうな。政党がひとかたまりの政策を持つことを是としている国民ばかりになったからだ。20年以上の洗脳で国民もその弊害を理解しながらも、党の議員は同じ発想でなければいけないと思うぐらいお馬鹿になったのだ。
裏を返せばそれだけ、社会情勢が不安定で速やかに現実的な対応を人々は望んでいる訳だ。余裕がある時代なら議論をしながらある程度幅を持たした結果を出すのが良いが、社会が衰退する中では、何より実行することと、その短期的な結果だけが求められるのだ。
中長期はあまり意識されないので、それが結果的に後にダメージとして効いてくる効果も最近は強まっているけど、それが余計に議論を閉塞させていくわけだ。
話を戻すと、次の代表選出よりも今の代表である2人が、中道は既に国民の信託がないとして、解散するべきである。
今後は、選挙協力が出来るならそれをやる程度にして、その覚悟をしめすべきなのだ。
それをやると、支持は更に減るかも知れないが、中長期的に見れば、今、選挙目当てでしたごめんなさいと言った方が元支持者からの評価は得られたかも知れない。
しかし、今の動きを見ていると元公明は以前より大きくなっているから、別に良いのだろうがもと立憲は、小さくなったから怖くて抜けられないというだけに見え、次の選挙でここに協力してくれる国民はさらに減るだろう。何せ、野党第一党にはもう戻れないと見えるからだ。それだけで、みていた人も多数いたはずだが、それを失ってかつ、第一党の党是も明け渡したのだから、選ぶ理由がない。
まあ、選挙区で勝った野田代表などは、残りたければ公明に残れば良いが、選挙区で負けて比例で勝った立憲の所属だった人などは、政策が立憲だった方が支持を得られた可能性が高いのだ。だったら、党から離脱して立憲に戻らないと次はないということになる。そのためには、選挙区に対して謝罪して、立憲の党是に戻って今度こそ真摯に選挙区民の声を聞いて出直したいと言うべきである。
それを、元立憲側の議員が言えないというか、言わないことが情けない話である。
これは、政党とかの話だけではなく、企業などでも言えることだが……
よく合併などの話で言われるのが、1+1は2である。
しかし、規模が異なる場合はそうじゃない。今回の中道の場合は、2-10でー8だ。これは野田と執行部がやらかした極簡単な過ちである。多数側の政党の支持率や議員が多い中で、その多数側が少ない側の議員や政党の意見の多くを丸呑みしても、+にはならないのだ。何故なら、支持者の多くは、政策を支持しているのであって、政党だけを盲目的にかつ闇雲に支持しているわけではない。だから、多い方に合わせれば多少は違ったかも知れないが、少ない方に合わせたら、政策が反転しているように見えて、確実にマイナスになるのだ。
それを誤って負けているのに、まだ元多かった側が少ない側に合わせ続けて行く発言をしている。参議院もいずれ合流するとまで……この政党は参院の党を飲み込めばさらに壊れていくだろう。
じゃあ、今更逆に立憲に合わせるのかというと、それはもうできない。何故なら、少なくとも選挙はそれで戦って、比例区では公明側の議員が多く当選しているのだから。だったら、少なくとも選挙区で負けた元立憲議員は、この政党から速やかに離党して、参院の立憲や他に良い政党があると思うならそことくっついた方がよい。(まあ、立憲以外だとより支持者は減るだろう)
逆に、選挙区でも勝った議員は、残る(公明と繋がる)か戻るかを選挙区の支持者などと相談して決めるべきだろう。支持されるなら、公明に合流しても良いかも知れない。揺らぐ存続じゃない。作った当人達が、自らちゃんとそういう処分までして、代表としての職務を全うするべきなのである。それが、唯一中道として出来る仕事だろう。落選した人にとっても、その方が次の選挙に出るかどうか知らないが、もし次に立候補するならやりやすいはずだ。
党利党略で失敗したのなら、今度は党利ではなく、主権者が望む政策に立ち返ってもう一度考えれば本来はこのようになるはずなのだ。それをしてこなかったから、旧民主党の野田とそれに追従した執行部は民主党時代以来2度もこれほどの大敗をしたとも言える。もう、代表選を決めた時点で手遅れなのかもしれないが、次の党代表が最初にそういう分離と謝罪を表明すれば、スタート地点がマイナス7~8という状況から、0か0.5ぐらいには戻るかも知れない。
