Rapidusの2nmは27年に月産6000枚/ウェ-ハで稼働予定……翌年には4倍の25000WPMまで拡大予定。

wccftech.comの記事である。


日本のRapidus(ラピダス)に関する記事である。Rapidusでは、2HP(ロジック密度-237.31MTr/m㎡と推定)はTSMCのN2とほぼ同じであるとされる。これは、過去記事でも紹介し、N2に近く、Intelの18Aよりも微細であることを示しているが、18Aの方が高クロックに耐えやすい構造であることも示されていた。

Rapidusは、2HPの生産を来年には600WPM(wafer per Month)で生産し、最来年にはそれを4倍以上の25000まで増やすとしている。まあ、今はAIのムーブメントがあるので、十分に稼げると見ているのは間違いないだろうが、一方で、27~29年だと他のTSMCやIntel、Samsungの工場も予定されている増設が終わる時期なので、AI需要が拡大していれば良いが、そうなっていなければかなり苦しい船出になる恐れもある。

その頃の先端は予定通りに進めば、14A~16A世代になる見込みもあるので、成功予想の現実が簡単に手に入るとは限らない。

記事では、日本ではN3の設備に転換した熊本のTSMCがライバルで競争相手だと書いているが、実際にはまだ動いていない訳で、動き出してから本当に競争相手たり得るかが分かると思われる。実蹟がないRapidusは資金面でも受託供給するパートナー面でもまだ圧倒的に弱いので、TSMCと戦うというよりは、本格生産を始める頃に十分な受注を得られてさらに拡大製造するだけの市場開拓が出来るかどうかである。

それは、営業力も必要だが、半導体産業が今ぐらいに加熱しているのか、それとも不況または停滞に転じているかでも変わるだろう。今なら品質さえ良ければ間違いなく売れるだろうが、1年2年後先は流石に分からない。今は、異常なレベルで半導体価格が上がっているから、どこかで冷める可能性が徐々に高まっているからだ。