贈り物「ぬいぐるみ」の位置情報で被害者宅を特定か 水戸の女性殺害 …… 報道の仕方を気を付けないと模倣犯が現れるよ。

朝日新聞デジタルの記事である。


ちょっとこの情報は警察側も今新聞社などの報道機関に安易に出すべきではなかったかもしれない。この手口が既に複数確認されているなら別だが、少なくとも、今ストーカー被害を受けている人に対して優先的に伝える必要はあっても、報道で中途半端に世間に伝えるべき必要性があると言い難い。

昔と違って今は、新聞やテレビのニュースを見る人もネットニュースもCookieやログインアクセス情報を元にした個人の好みに左右されるため、見ないというか知らない人も増えて居る。そのため、下手をすると知らない人は知らない状態になり、犯罪者に悪用されて事件が増えることもある。

今回のこれは、報道に出すなら、こういう被害を受ける可能性があることを、全ての報道機関や、警察が同時に発表できる状況下で対策とともに伝えるべきだろう。警察側も報道に情報を出す時は、そういう対策とセットでなければ危険な情報については、ただ垂れ流すのは避けるべきだ。そして、報道機関は、こういう情報を得たときに今、ストーカーなどの被害を受けている人が不安になるような情報の出し方をするべきではない。


その上で、この手の対策について書くと

こういうストーカーや怨恨などで逃げている人とその家族、親族、友人は差出人不明の配送物を受け取らないことが大事である。受け取った場合でも、絶対に自宅には持ち帰らずに処分するか、不審なものが含まれていないか中身をしっかりと調べるのが好ましい。今はぬいぐるみなどの商品でも、電池をいれて動かす玩具もあるので、そういう物など紛失防止タグが、装置本体の内側などに入れられていると分からない可能性もある。そのため、十分に注意するのが妥当だ。

尚、不審な商品をどうしても手元に置いておきたいなら、その商品を金属製のケース(ブルボンなどのお菓子の金属缶)に入れて、さらに金属製のロッカーなどに入れておけば、紛失防止タグはGPSシグナルを検出できないので、所在不明になる。もちろん、この対策でも最終確認地点が分かる可能性があるので、絶対に身元が分かる場所(自宅など)ではやらないことである。


それから、ストーカーなどの被害を受けている家族や親族もこれについては、細心の注意を払う必要が今後はあるだろう。差出人がはっきりしないとか、差出人が分かっても、被害者本人との関係性が薄いと思われる相手の場合は、本人に確認するだけではなく、本人が大丈夫だといっても、しっかり送り主に送ってくれたかどうか確認するように促すことも大事である(通常、本人と親しい間柄だと実家や家族宛の住所ではものを送ってこない)。場合によってはなりすまして送られてくる恐れや、場所情報を聞き出したい相手の指示で送ってくることもあるからだ。

そのため、家族の方こそ、本人のことだからと油断してはいけない。それをやると、ストーカー被害に合っていた大事な家族や親族が、このケースのように殺害されることもあるのだから。



後は、ストーカー規制法などで接近禁止などの警告を受けている人にも書いておくが、女性であれ男性であれ接近禁止が出ている状況でも、執着するのは病気である。精神科や、精神内科などを受診することを本当に心からお薦めする。これは、警察でも報道でも伝えられないから、本人達もその衝動に対して葛藤していたり、裏切られたと思ってみたり、自分が悪かったのかと沈んだりを繰り返しているはずだ。それが既に心の病なのである。

これで、執着して相手への暴力や殺害などに向かって行けば、より良い次の出会いどころか、あなたの人生も終わることになるだろう。逆にこれが病気であった場合は、治療すれば次の出会いでは上手く行く可能性が高まる。あなたが向き合うべきは、別れた相手との関係を戻すことではなく、その執着をしている心と向き合って、次に向かう力なのだ。

基本的に、人の出会いの殆どは一期一会(1回限り)である中で、運命の出会いは1度きりなんて言う人もいるが、それは違う。運命の出会いは人生の中では何度もある。友達だったり、親友だったり、同僚だったりは一期一会の中にある運命の出会いの一つである。別れる恋人も、別れた恋人という運命の出会いと別れである。別れていく人を追っても、その先に幸福はない。本当に良い未来を求めるなら、次の一期一会の先にある運命の出会いを探し続けた方が人生は豊かになるだろう。