トランプ大統領、欧州8カ国に対するグリーンランド関連関税を一端撤回 …… この合意は永遠に続くだろう……次はカナダか?極東か?

ANSA(イタリア)、フランス24(フランス)、CBSとNBC(米国)の記事である。


合意の内容はいまのところ示されていないようだ。ただ、何か米国大統領が望む合意を行ったと思われることだけは確かだ。


ちなみに、大統領は72分の演説で武力行使を否定し関税については撤廃するとしたようだが、グリーンランドを氷塊と呼び、アイスランドと混同したシーンもあったとANSAは伝えている。ANSAはかなり詳しくダボスでのトランプ氏の発言内容を書いている。また、相互防衛のためにNATOを頼りにできるかどうか疑問視したが、NATO第5条が適用されたのは、9.11後にヨーロッパ諸国がアメリカを支援したことは忘れているようだったとも伝えている。カナダは米国のおかげで生きている。マーク、次回発言するときはこのことを思い出してくれ……などなどである。


トランプ氏は、西側の北極同盟国が「ゴールデンドーム」ミサイル防衛システムや重要鉱物へのアクセスというトランプ氏の希望を満たし、ロシアと中国の北極圏における野心を阻止する新たな協定を結ぶことができるとし、「これは誰もが非常に満足している合意だ」とトランプ大統領は、NATO事務総長との会談後に記者団に語ったそうだ。

これは長期的な合意であり、究極の長期合意である。特に安全保障と鉱物資源に関して誰もが非常に有利な立場に立つことになる。とし、これは永遠に続く契約になるだろうとした。


尚、これに基づいて、トランプ氏は副大統領、国務長官、ウィトコフ特使にさらなる協議への参加を指示している。
また、これらのメンバーはウクライナやロシアとの協議も同時進行で主導しており、その他多くのの緊急外交政策にも対処している。

内容の詳細について「少し複雑」であり、米国側が「後ほど説明する」としたようだ。

ここから分かるのは、基地に関わる合意と開発に関わる合意で何らかの譲歩をデンマーク政府側が行ったのだろう。もっともデンマーク自治領側の合意を得てのことかは分からないが、それと同時にNATO側との協議で防衛に関する合意を何らかの形でしたのだと思われる。これが順調に推移すれば、たぶんこの問題は終わるだろう。

トランプ氏の次の標的はカナダとメキシコに移っていくと思われる。間違いなく次はカナダである。何せ、この会議でもカナダに対して非難をしていたようだし……。

既に戦後の同盟という面では米国中心とした関係に明らかに修復不能な楔が打ち込まれており、この一難のあとには次の難が待っているのは間違いない。その標的が次はカナダ、メキシコ……そして場合によっては極東アジアにも及ぶ可能性がある。昨日のFoxの記事と合わせて考えると、極東との関係では距離を置きつつ、より米国庇護を求めるなら軍備への負担を求めながら、実際に中国が動くようなことが生じる危機では今の状況で対応出来ないという流れになるだろう。Foxの記事で考えるなら、トランプ対応なら高市政権では中国を刺激して謝罪も出来ない時点で落第だろう。トランプ的には彼女が続く方がどう考えても美味しいだろうが……日本国民として考えるなら、彼女のままだとトランプ氏に媚びることしか出来ない状況であり、中国との関係は悪化したままで推移するからだ。

まあ、Foxにある米国と中国との紛争シミュレーションを知らないと、こういう部分は日本人でも分からないだろうが……

これから、世界はさらに加速度的に変わっていくだろう。安定した欧米中心で見かけだけでも平和を尊ぶ世界から、米国が覇権主義的になっていく中で、他の国もそれに刺激されて軍備や内向きな社会経済の構築へと動きながら、周辺での味方と敵を定めて行くと思われる。これが中長期的に、世界のパワーバランスに影響を与え、さらに経済の繋がり、気候変動や災害の影響による飢饉や社会インフラの破壊などに対する予算の不足に繋がれば、紛争(内戦)や戦争へと発展する可能性もあるだろう。

結局平和というのは、衣食住が満たされていて安心出来る社会でしか成せないものである。それが、不安ばかりになっていけば、どこかで紛争や戦争などへと変わって行くのである。