Intel Alder Lakeを7月25日の最終受注(27年1月22日出荷)を持って廃止へ…… Sapphire Rapids も一部製品で年内出荷終了へ。
tomshardware.comの記事である。
第12世代CoreとIntel N100/200シリーズの廃止ということになる。
そもそも、第12世代Coreについては一部の出荷終了スケジュールがRaptor Lake及びRefreshのVmin Shift Instability発生で崩れたと考えられる。低価格組込のIntel Nもこの問題が生じなければもしかすると、N300やN400が出ていたかも知れない。
Vmin Shift Instabilityは結果的にIntelの半導体事業継続性にまで影響を与えかねないほど信用に影響を与え、Alder Lakeの販売を急増させる切っ掛けとなったが、もうそれを気にする人も減ってきたのだろう。結果、Raptor LakeとArrow Lakeに立場を譲ることにしたのだと思われる。
Nの方は、Wildcat LakeがAlder Lake-Nの置き換えになるので、全体終了が今年中であれば可能になったと言うわけだ。
尚AMDはDDR4製品群であるZen 3などにおいて一部生産を再開または終了を延期する向きを見せている中で、IntelはAlder Lakeの生産を終了するという決断を下したのは、興味深い点ではある。Intelとしては生産が逼迫する中でデータセンターなどにおける高収益の次世代プロセッサーに注力することで、収益性を上げていきたいと思っているのが良く分かる。Intelは、ファウンドリーであるIFSの稼働率も上がらないと、再び窮地に陥る恐れがあるからだ。だから、Raptor LakeがあるならAlder Lakeを残す理由はないという訳だ。
Sapphire Rapidsはまだ全て終了するわけではないようだ。ワークステーション向けは暫く継続する見込みで、スケーラブル向け(データセンター、サーバー、ネットワークなど)の製品は順次終了する。こちらは、先端競争がAIの影響で活発なので既にSapphire Rapidsを残す理由がないからと思われる。Sapphire Rapidsは歩留まりでかなり苦しんだ。その隙にEPYCが市場占有率を大きく上げていく切っ掛けを作ったことも知られている。即ち、残す理由がこれについてはほぼないのだ。
AVX-10.1 にも対応しているGranite Rapids以降の方に力を入れた方が得策というわけだ。
ただ、Xeon Gold 6414Uは製造中止リストから外されたようだ。何らかの長期供給契約を他社と結んだのかもしれない。
