ワールドカップの観戦チケットが700ドルに高騰……決勝は数千ドルに高騰。

NBC Newsの記事である。


サッカーの祭典と言われるワールドカップの話である。
今年ワールドカップは北米3ヵ国(16都市、出場国は予選通過の48ヵ国のチーム)で開催されるが、そのチケットが高額過ぎて一般の人には手に入らないという話である。
チケットはランダムセレクションドローを用いた抽選販売なのだが、グループステージの試合ですらチケットが700ドルに達した物があったという。今の日本円だと実に11万円にもなる。決勝戦のチケットの殆どは数千ドル(1ドル158円なら1000ドルで15万8000円、数千なのでその倍数になる)で販売されていたようで、手の届くものではなくなっていたという話である。

そのため、FIFAに批判が殺到したようで、その批判を受けてFIFA側も急遽60ドルのチケットを限定数追加したものの、英国のスターマー首相がFIFAに対してXで苦言を呈するなど懸念が未だに渦巻いているという。

尚、700ドルという価格は正規価格でFIFAから販売された一次価格になり、二次市場の価格ではないそうだ。日本や欧州のいくつかの国々では既に、こういうイベントチケットの二次転売を禁じる措置が規則として盛り込まれているケースも多いが、北米では二次市場での販売も可能なので、それによる価格はさらに輪をかけて高騰すると見られている。

この結果、他の国からのサポーターの進出が危ぶまれたり、世界のサッカーファンの期待を裏切る恐れもあることを記事では憂慮しているようだ。また、米国にはもう一つ問題があって政治的な問題で、旅行滞在ビザの発給に対してもトランプ政権が、要件を厳しくして取り締まりを強化していることから、大金を払ってチケットを買っても、入国できない懸念を示している人もそれなりにいると記事では示している。

これら米国外のサッカーファンに加えて、米国内のファン(サポーター)もチケット価格は高すぎ、法外だと言っているそうだ。こういうのは、本当に昔からのファンほど憤るだろう。米国というか北米では、今でもそれほどサッカーは人気じゃない。それでも、誘致が叶った訳だ。そして、叶った後、それほど人気じゃなかった安かった頃から、一緒に盛り上げて育ててきた人達はそこそこの値段でサポーターとして応援できると思っていたら、にわかのファンなどが価格をつり上げてしまっていけなくなるとしたら悲しいことである。

ちなみに、この価格というのはこれまでにないほど高いそうだ。

尚、こんなに高騰していても、ランダムな(ランダムセレクションドロー)抽選だけで5億枚以上のチケット申し込みがあったそうで、観客席は満席になるだろうとしている。まあ、二次転売目的で買って、売れなくて席が埋まらないという可能性も実際には有り得るし、一部ビザ要件が厳しくなった国では、肝心の入国が出来ずに席が空くことがあるかもしれない。

どちらにしてもFIFA的には儲けに変わりはない。