東南アジアの豪雨、死者1000人超に …… 被害は甚大、ゴム生産に打撃で価格が一段上がるかも……
AFPBBと日本経済新聞社の記事である。
東南アジア豪雨は、タイ、マレーシア、スリランカ、インドネシアに跨がって起き、過去最悪に匹敵する被害を与えているようだ。少なくとも現時点で1000人超の死者が出ており、行方不明者は分かっているだけで500~600人規模に及んでいるようだ。この行方不明がまだ増えるのか、それとも、居場所が確認されていないだけで、減っていくのかはまだ分からないが、今の時点で最悪想定は1500人~1600人が亡くなっている可能性があるということだ。
今年はフィリピンや香港に大きな台風が来て被害が出たりと、赤道に近い地域での被害が目立っているが、大雨災害のようなものは、日本などの高緯度の地域で被害が少なくなると、低緯度の地域にやってくるというだけかもしれない。
尚、今回の豪雨に伴って産業への影響もこれから懸念される。昔タイで洪水があったときには、機械部品やコンピュータ部品(プリンター、ハードディスクなど)の製品が品薄になり価格高騰へと繋がった。このサプライチェーンの供給体制回復が完全に進むまで、ものによって2年~4年ぐらい掛かっている。
今回は、タイを中心に天然ゴムの産地で影響が出ているようで、今後ゴム製品等で価格が中期で一段上がる可能性がある。短期だと東南アジア地域で生産されている加工品にも影響が出てくるかもしれない。
近年災害で町が破壊されサプライチェーンが停止・停滞し、物資が不足し、物価が上がり、生活再建に物資が必要になり物価が上がりというのも世界的に増えてきている。今回は多くの人が亡くなっていることもあり、まだ捜索や救助の段階なのでどれほど、サプライチェーンに影響を与えるのか分からないが、たぶん日本などへの影響もゼロにはならないだろう。
