にゃんと驚き!Comet Lakeが新製品として復活した模様…… さてCore i5-110の第10世代Coreのモデルナンバーは何でしょう?
tomshardware.comの記事である。
Comet Lakeは、Skylakeファミリーの最終世代で、元々は第10世代Coreであった。リソグラフィー世代は14nmであり、リフレッシュノードとしては、14nm Double Plus(++)またはTriple Plus(+++)になる。Skylake世代では初代のSkylake(第6世代Core /初代Skylake MA)⇒Kabylake(第7世代Core、第2世代Skylake MA)⇒Coffee Lake(第8世代Core、第3世代……)⇒Coffee Lake Refresh(第9世代Core、第4世代)の次に当たる第5世代目のSkylake MAである。初代と比べて変更されているのは、
FCLGA1151⇒FCLGA1200パッケージになっていること、
DDR4メモリーのサポートクロックが拡大したこと。DDR3サポートが終了したこと。
HD Graphics 530⇒UHD Graphics 630になったこと、
TSXがサイドチャンネル攻撃の影響で事実上廃止されたこと。
Thermal Velocity Boostなどのオーバークロック機能が拡大したこと、
meltdownなどのサイドチャンネル攻撃対策のパッチと改善がある程度施されていること、
fTPM2.0を標準でプラットフォームがサポートしたことである。
コア数が4だった初代Skylakeから、10コアまで増えたこと。
TDPが91W⇒95-125Wまで増えたこと
である。Skylake Micro-Architectureは2015年8月発表から、このComet Lake(2019年8月発表)の後継であるRocket Lakeが2021年3月に出るまで主力だった訳だが、この間コアの機能はサイドチャンネル攻撃対策に追われて退化することになり、その部分を、クロックを上げること、オーバークロックを強化すること、CPUコア数を増やすことだけに注力して乗り切ることになった。その最後がComet Lakeだったのである。
このComet Lake を再びCore Series 1のCore i5-110という型番で復活させたという記事である。実際に、IntelのARKにComet Lakeとして掲載されている。14nmでロット単価(プロセッサー1000個の希望小売価格)は200ドルとなっている。
これは、Core i5-10400の完全なリネームのようだと記事では書かれている。実際に、上記を見れば分かるがパッケージもFCLGA1200で記事にもあるように、これに対応したマザーボードはむしろ希少であることを考えると、誰得なのかすら分からない。アップグレード用途か、保守部品用なら分からなくは無いが、リネームした理由が不明である。ちなみに、組込み機器向けオプションはないので、明らかにデスクトップ向けである。(一応タブレットも対象にしているようだが、TDPから考えるとタブレットは無理である)
まあ、RyzenでもZen2ベースの製品が一部廉価品に残っているが、流石にRyzen 5ではなく、廉価のAthlonなどであるし、Zen3などの生産旧品は、価格改定などを伴うモデルナンバーリフレッシュでも、大きくは型番を変えていない。Intelのこのモデルナンバーはそこから考えると、明らかに良い印象にならない。
記事にする話題性としては面白いが、ここまでモデルナンバーが合わず、複数の古いCPU世代が混じって混沌として来ているIntelのモデルナンバーと販売戦略には驚くのだ。
まあ、消費者サイドで注意すべき確かなことは少なくともCore UltraではないCoreシリーズは下手すればソケット互換性がない4-5世代前のものが混じってくる事がこれからは増える可能性もあるので、選ぶのに気を付けようということだ。暫くはデスクトップならRyzenを選んだ方がよいだろう。

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