GDP1─3月期は4四半期ぶりマイナス、年率0.7%減 物価高響く=内閣府…… 確報で上がるかどうか……

ロイター通信の記事である。


原文は以下になる。これはあくまで、一次速報であり、2次や確報だと少し上がるかもしれない。最近の日本のGDP速報は敢えてなのか?低めに算出されていることが多いからだ。


内容を見ると、名目は0.8%のプラスだが、実質が0.2%で年率換算だと0.7%減になる。問題は輸入が輸出をうち消してマイナスになっていることのようだ。そして、民間最終消費支出や家計支出は実質でゼロ名目で、1.6という状況になっている。物価が高いので実質では前期比で同等に抑えたが、名目で見ると同程度のものを買うのに1.6%多く支出していたということになる。

そして、財貨の輸出入は前期比でマイナス0.6と減っており、名目ではゼロとなっている。輸入は増えている。これは、為替や株価の影響による差損、差益のバランスが変化したことが要因と思われる。一方でGDPデフレーターは7-9月期を底に上昇を続けている。

問題は、GNI(国民総所得)の伸びが実質で0.2%しか伸びていないことだろう。名目では1.2伸びているが……その結果なのか、実質雇用者報酬の季節調整値がマイテンしている家計最終消費支出で前期比0.9%、家計最終消費支出デフレーターで-1.3%となっている。


この状態で、トランプ関税が始まると考えると、GDPは悪化するだろう。結局、米国に輸出する産業が関税の影響を受けるため、米国内での販売実績にマイナスの作用与えるし、更に言えば日本から米国に製造拠点を移す企業が増えれば、それが総生産を減らすからだ。さらに、国産米などの価格高騰が、国内にある米の消費を減らして海外からの米輸入を増やす結果になれば、GDPは悪化する。余った日本の米を日本の今の価格より遥かに高い価格で海外に売るつもりなら別だが……。

まあ、最終がどうなるかにもよるが、最終も悪いなら25年度の最初である4-6は公共事業などが支える場合を除いて、1-3より悪くなるかもしれない。ゴールデンウィークも飛び石だったから、余計にそうなる可能性が高い。