Nova LakeはLGA1954で2(8P+16E)+4LPE=52コアを予定 …… 最上位は複雑なCPU構成。

tomshardware.com、Wccftechの記事である。


このNova Lakeの投入予定は、順調にいっても来年後半(秋頃)と見られている。そのため、Arrow LakeがRefreshされ、今年の後半はその間を埋める予定である。まあ、Arrow Lakeは自作する人達から見ればもう、空気みたいなものになっているので、Refreshされても売れるのは、ボックスPCや企業向けの展開ぐらいだろう。それも、NPU狙いの企業にはあまり売れない可能性がある。Copilot + PCの基準を満たしていないからだ。それを満たしたいのが、Refreshの予定である。

それはともかく、その後に来るのがNova Lakeである。プラットフォーム(ソケット)は2世代で変更される流れだったので、予定通り変更される。何故1世代なのに2世代扱いなのかというと、出荷が出来なかったMeteor Lake-SがLGA1851の予定だったからだ。これのデスクトップ版はRaptor Lake Refreshで代替したので、Arrow Lake専用になってしまったのである。

Nova Lakeでは、
Coyote Cove Micro-ArchitectureのPコア、
Arcctic Wolf Micro-ArchitectureのEコア、
それからSoCタイルにArcctic Wolfと推定されるLPEコアが搭載される見込みだ。

CPUの最大構成は8P+16Eのコアを2つ搭載したものが、最上位となる見込みで、SoCに搭載される4コアと合わせると最大で52コアになる。引き続きSMTは搭載されないので52スレッドである。尚、命令セットがどうなるかもまだ分かっていない。当初はx86-Sを踏襲し、APXとAVX10.2を実装すると思われていたが、x86の次世代開発はx86のコンソーシアムの中で決まる方向に変更されたので、これらの仕様がどこまで生きているのかは分からない。

まあ、来年には分かるだろう。上手くすればPanther Lakeの仕様がそれに近いことで分かるかも知れない。

尚、DRAMホストなどの変更はない(DDR5のまま)と今のところは推定されているが、CPUから出てくるGPUレーンに関してはPCI-Express 6.0になるかもしれないとされている。

そして、その翌年(2027年)にはRazer Lakeが予定されているが、その先の情報はない。
尚、AMDもZen6の後ろの情報がまだ出て来ないので、微細化出来なくなるタイミングに合わせて、単純なアーキテクチャの刷新では無く、x86命令の構造体そのものを大きく刷新する計画なのだと思われる。Razer Lakeも早々に出てきたから名前があるだけで、もしまだ名称があるとしても、当初の予定とは変わっているかもしれない。

即ち、本当にプロセッサーの微細化による進歩もあと僅かな世代で終わるということだ。好調な頃のIntelが予定したより5年~7年ぐらい長かったが、遂にシリコンベースの半導体の微細限界に到達するのである。