AMD Radeon RX 9070シリーズのボードパートナーが価格をひっそり値上げ……ベースモデルは最大130ドル上昇

wccftech.comの記事である。


AMDの希望小売価格は変更されていないのだが、価格の自由裁量をAMDは認めている。
で、初回分は価格を抑えていたボードパートナー側がゲーミングではないベースモデルの価格まで引き上げに動き、価格が10%~20%ほど上がっているという記事である。まあ、在庫が少ない上に、性能の評価が良かったので、マージンを抑えていた業者はこれを機に値上げしているのだろう。トランプ関税などの影響もこれからどこに出てくるのかわからないので、特に北米では抑えておく理由も無くなっているのだと思われる。

ちなみに日本でも、ネットで既に転売が始まっており、買っている人がいるかどうかは知らないが、20万円台とかで流れている品もあるようだ。どうしても、GPUが必要ならPCショップなど店頭で探した方がよいだろう。そもそも、9070は国内では期待したほど安くはなく、32bitのCUDAやOpenCL等を必要としないなら、Geforce RTX 5070とかの方が店頭で売られているなら、良いかも知れない。

いや、今ならRTX 4070の方が狙い目かもしれない。今回NVIDIAに関しては前の世代でも十分というか前の世代の方が安定しているからである。一方で、AMDのRadeonRX 9070は、定価なら悪くないが、今転売品を含めたものや価格改定されて高くなっていく品を欲しいと探して買うほど良いものでもない。そのため、GPU購入を検討している人は、幅広く旧製品も含めて価格と性能を吟味して選ぶのがベストだろう。

というか、確かにRX 9070シリーズは定価だとお得な品だったが、定価以上の価格で良い品とはどこのレビューも書いていなかったはずなのだが……なんでこうなり、そして価格が上がても品不足っぽくなってきているのかが良く分からない。どうせ転売目当ての人が買っているのだろうけど……