Intel Arc B570のレビュー…… 日本では買う価値もない製品だが、米国では安いので売れる?とも言えない。

VideoCardz.comの記事である。


上記がいつものリンク集である。
日本の記事だとPC Watchの記事が辿れる。

米国では、このカードは219ドルなので日本円で3.4万円ほどである。B580は249ドルで3.9万円ほどなのだが、どっちも1万以上ぐらい割高になっている。この国は米国を除く他の国でも見られる傾向で日本だけじゃないようだが、ほんとのところIntelは米国で限定して市場開拓をしたいのかも知れない。

その結果、下手すれば米国でドルベースで買って直接輸入した方が、少し安く買えるかも知れないという状況である。だから、多分だが日本ではこういう変わり種が好きな人と、Youtuberとかが買うぐらいだろう。後は、一部のPCにOEMで付いてくる日が来るかも知れない。

まあ、評価はあまり振るわないとみるべきだろう。B580もそうなんだが、安くないなら選ぶ理由がない程度の評価である。そして、米国でもゲーマーだと多分選ばないものである。理由は、性能が出るゲームに未だ当たり外れがあるからだろう。以前ほどは悪くないが今も対応が不十分なゲームでは、性能の低下があるからだ。(それでも、ゲームに酷く支障が出ることは極めて少なくなったようだ)

B570はB580との価格差と性能差で見ると米国でも割高に見えるので、より厳しいかもしれない。

まあ、普及だけを考えるなら、少なくとも日本市場だと価格をドルベースとほぼ同じぐらいまで下げれば、ある程度は売れるだろうと考えられる。日本はNVIDIAのGPUやAMDのGPUも未だ高値傾向にあるので、廉価、廉売方式なら売れるだろう。ただ、販売代理店が価格を決めているだろうから、それが機能していないのだと思われる。

その結果、Battlemageを使うなら、Lunar Lake(Core Ultra 200V)が一番良い選択肢になっているというのが、皮肉なのか、それともIntelの予想通りなのか知らないが、そんな状況になっているのが、残念である。