Nvidiaによると、マルチフレーム生成機能にはベンチマークソフトの対応が必要…… DLSS4で生成されるフレームのため。

tomshardware.comの記事である。


現在使われているゲーミングベンチマークの大半は、解像度及び画質の精細度、フレームレートから平均値や加算値を出す方式である。しかし、DLSS4では疑似の中間のフレームが以前の3倍ほど追加されるため、それを利用したゲームならともかく、それが使えないゲームの場合は、DLSS4ベンチマークの成績を鵜呑みにすると、痛い目を見るという話でもあるが……

現状では、そのDLSS4をカウント出来るベンチマークソフトウェアがないので、変更が必要らしいよというのが、この記事の内容である。
例えばフレームのリアルタイム計測にはMsBetweenDisplayChangeを使ってくれと言う話である。これが、フレーム生成を正確にカウント出来るツールということなのだろう。

まあ、大事なことはBlackwell のDLSS4によるフレームレートの上昇は、対応しているゲームに限られるという点であり、最大2(DLSS3比)-3倍(DLSS2/3.5比)になるということだ。もし、対応していないゲームだとその性能はSMの数相応しか出て来ないことに注意しなければいけない。ベンチマークをする側もそれを見る側も、そういう部分を理解して見ないと場合によっては期待通りの性能を発揮しないということもあるかもしれない。

最新のゲームにどんどん乗り換えていくとか、定期的に最新対応のアップデートがあるゲームしかやらないなら問題はないけれど、古くからやっているゲームがあるなら、その点に気を付けて選ぶ必要があり、これから出てくるベンチマークでもその結果がDLSS4に従ったか、それともDLSS3以前のものかにも注意が必要だろう。