Geforce RTX Titan Adaは48GB VRAMを搭載していた …… 幻のAda Lovelace最上位。
tomshardware.comの記事である。
Geforce RTX 4090に採用されたAD102は、シェーダーの一部を無効にして販売されていた。これををフル動作にする予定だったのが、Titan Adaである。Radeon RXの性能がさほど高くもないし、電力面の問題もあったことで、出荷は取りやめになったが、RDNA3が凄い性能だったなら、出すつもりだったのだろう。
そのプロトタイプに関する記事が上記の記事である。
尚、以下に4090や5090と比べた仕様も以下に載せてみた。
今回見つかった製品は、VRAMの帯域が864GB/sしかないらしいが、目標性能は1.1TB/s(1164GB/s)だったと推定されている。
しかし、廃熱の問題があったことと、TDP/TGPが800W目標と尋常じゃないほど高くなるため、もしもAMDがRDNA3で同等品を出していたとしても、これが投入されたかどうかは分からない程、猛烈な熱に悩まされていたことで、このテストボードではVRAM帯域を伸ばせなかったようだ。
結果、発売にも至らなかった。これは既に5090(Blackwell 2.0)が発表された現時点で、今後出てくる事もないだろう。何も強みはないからだ。だから、流出品が漏れ出してきたとも言える。
尚、tomshardware.com記事の最後では、理由の一つにRTX 6000 Adaとの差別化も挙げているが、それもあったのかもしれない。もっとも、キャンセルされた製品に対する説明はないのだから、これらの憶測が証明されることもないだろう。