Geforce RTX 5090は1999ドル(USD)、予想通りの4090の性能から2倍へ……5070系は2月発売。

wccftech.comとPC Watchの記事である。


まず、注意点として近いうちに登場する見込みで今回発表された5070までの全ての製品でTDP/TGPが上がっているので注意が必要だ。

5090は575W(RTX 40の同SKUは350W)
5080は360W(320W)
5070Tiは300W(285W)
5070は250W(200W/5070Sは220W)まで上がっている。

そのため、プラットフォームのGPUだけを過去の製品からアップグレードするときはPSU(Power Supply Unit)の電源容量が足りなくなることもあるかもしれない。そのため、電源容量に注意をしてほしい。

では具体的な仕様である。今回の製品ではDLSS4.0に対応する見込みだ。

5090の仕様はほぼ過去の以下の噂と一致しており、トランジスタ数が920億であることと、消費電力枠が575Wに下がったことが違いになる。
当時も書いたがパフォーマンスは2倍だと公称しているのでクロック周波数などが上がって、テスクチャー性能などは2倍になっていると思われる。以下は当時の引用なので、性能そのものは反映していない。
RTX 5080-5090_Rumor.png

価格は、4090の1599ドルから5090では400ドルアップして1999ドルに達している。ただ、実際の店頭価格は、米国でもRTX 4090はそんな値段じゃないので、2000ドルは優に超えてくると考えられる。日本では50万超えに達するかもしれない。

それからDLSS4の話だが、フレームジェネレーターの性能もトンラスフォーマーベースの新しいアルゴリズムが搭載されることで大きく上がるようで、それに伴ってマルチフレーム生成をサポートするようだ。
それによって、前世代のAda比較で8倍のフレーム性能向上が図られるとしている。これによって、4K240fというフレームレートも常用で実現できるとしている。

尚、この機能はBlackwellのみでサポートされ、AdaやAmpereなどの旧世代のGPUでは対応しない。

あとは、これをあなたは購入出来るのか?という話ぐらいだ。価格もお安くはないし、消費電力もさらに上がってきているので、買う予定の人は、電源ユニットに余裕があるのかどうかなども含めて、確認してから買うのが良いだろう。

そして、これの性能は登場してみないと分からないが、少なくともSR(超解像)の機能性は一歩また先行することになり、AMD Radeon RX 9070とIntel Arc B580は事実上過去のものとなる。このNVIDIA優位を崩すには、抜本的にNVIDIAが出してくるものとは別の何かを提案しないと今後も厳しいことを意味している。

まあ、NVIDIAよりも価格を抑えればRadeon RX 9070とかは売れるかも知れないけどね。