東芝、30TB超えの大容量HDDの実証に成功。2025年にもサンプル出荷……まだ実証しただけ……
PC Watchの記事である。
30TBのHAMRは既にSeagateが実現しており、既に生産を開始している。それに来年追いつくという記事だ。HAMRでSMR書き込みなら32TB/10プラッターもいけるとか。そして、MAMRでも31TB/11プラッタを実現したぞというのも書かれており、両方で先端を行くぞという意気込みのようだ。
ただ、Seagateが、40TBを目指して驀進中なのに対して、東芝とWestern Digitalの進みは遅い。WDはSanDiskブランドを含めた事業で苦しんでおり、東芝も業績が悪い。Seagateはその点では昨年少し落ちたが、現在は回復してきている。これは、ストレージの容量がが他より一歩進んでいるからだろう。
一方で、東芝が伸び悩むのは、シェアが落ちてきている事と、開発量産のサイクルが一歩Seagateより遅れているからだと考えられる。東芝が復活するには、40TB以上の量産をいち早く実現する事ぐらいだろう。もう、クライアント向けの大容量品はSeagateやWDに価格面でも、品質面でも勝てるとは言い難いし……。まあ、12TBとか16TBを他社より遥かに安くしたら、猛烈に売れるかも知れないけど、薄利多売はWDもSeagateも東芝も既に目指さない方針のようなので、HDDも大容量になるほど青天井になる昨今、HDDからSSDへの流れはこの先も止まらず、今のままSeagateの後ろにいる状態だと、先は細るだろう。
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