AMD Zen 5 は64モデル登場予定……Linuxのパッチモデルで判明
tomshardware.comの記事である。
当該記事のタイトルではStrix Pointが64モデルと執筆時点で書かれているが、正しくはZen5と推定されるモデル種別がLinuxのパッチ内に64ほどあったというものだ。この中には、EPYCやGPUレスの製品、組込向けのテスト品、出荷計画のないES品も含まれるが、数として見ると全体で展開する計画なら、このモデル数はおかしくない数字だ。
即ち、もういつでも出せる準備は出来ているということであろう。
Zen5はこの夏に出荷予定であり、Computex TAIPEI前後までには発表されると推定されている。
現時点で分かっている事は、クロックが今よりは少し下がりそうだということ。これは、Intel Arrow Lakeと同じだ。
それから、FPU部分のユニットが512bitになっていること。AVX512Fの対応は引き続き行われVNNIが256bitに対応するなど、いくつかの命令を追加することなどである。クロック辺りの性能(IPC)は15~24%の範囲内で上がると推定されている。但し、クロック周波数は下がる可能性があるので、性能が大きく上がるわけではないと見られる。
これは、半導体技術が頭打ちにになっていることで、クロックを上げると熱量が膨大に増えることから、抑えているという話である。
もう、間もなく登場するので、これが事実かどうかもあと少しではっきりするだろう。