発表前日にSnapdragon Xの性能情報が出現…… 4.6TFlopsのGPU、45TOPSのNPU、GBはST2850/MT151000など……
VideoCardz.comの記事である。
明確にX EliteがOryon CPUコアが12、X PlusはOryon CPUコア10になることが確定したようだ。
型式は
X1E-84-100
X1E-80-100
X1E-78-100
X1P-64-100
という名称になっている模様だ。左から3桁目のEがEliteの12コア、PがPlusの10コアになる。
型式の違いは、動作クロックの差で、
84が最大3.8GHz-4.2GHz(4.2は2コアブースト)、Adrenoの性能も4.6TFlopsと高い事からGPUのブーストもあるのだと思われる。
80が最大3.4GHz-4.0GHz、3.8TFlops以下Adrenoの性能は同じ
78が最大3.4GHzで2コアブーストなしとなっている。
X1PはCPUコアが10コアになって1E-78と同じ仕様のように見える。
NPUの性能が45TOPSで共通となっている。これは、AI PCのブランドを維持するため共通なのだろう。
これらの情報から見ると、モバイルで且つ全てを統合したSoCとしてみると少なくともベンチマーク上では現時点で相当高いと考えて良い。グラフィックス性能もAMDやIntelの現行世代とであれば十分に勝負になるか、勝てる性能である。電力性能は高いことが既に分かっているので、後は、アプリケーションソフトウェアの互換性の問題に問題がなければと、お値段次第である。
あともう一つ懸念があるとすれば、RDNA3.5/3.0を搭載したAMDのZen5がもう暫くすれば出てくる事が確定していること。
IntelのBattlemageを搭載したLunar Lakeも数量は少ないかも知れない今年中には出てくると予想されていることだろう。前者の製品はきっと電力性能ではそれほど伸びないだろうが、電力性能を高める目的がなければ、こちらを待つ人も多いだろう。
後者は今年後半になり数量は少ない見込みなので、これと買替えの検討で比較する対象としてはちょっと見込むのは難しいだろうが、x86が良いと思っている人は、きっと半年ぐらいの差なら、Lunarなどの状況を見て決めるだろう。
個人的には、Qualcommが本気でPCを狙っているなら、UbuntuなどのLinuxやAndroidのタブレットで売り出すと売れるだろうなと言える代物だ。価格の上限が下がるので嫌なんだろうが、それを考えねば圧倒的に売れそうだ。では、WindowsPCとして売れるかというと、Linuxだったら売れるという値段も問題で見る価格価値という点はあるだろう。
もっとも、既にWindowsがゲーミングも含めて玄人から見た時の必須では無くなりつつあるので、もしもこれが売れる切っ掛けとなったとしてArmに切り替えたいマ社の気持ちが、Windowsにとって果たしてプラスになるのかマイナスになるのかというのも興味深い点だ。日本じゃ記事が余り出ないからあれだけど……海外では日本よりだいぶ玄人の意識が変わってきている。
バッテリーライフを考えるなら、AI PCとか言うマ社のOSよりも、Linuxの方が長持ちするんじゃね?とか思っている人は多くなっているし、実際にLinuxの方がパフォーマンスロストが少ないじゃないかという情報が頻繁に出てき始めており、純粋なOSとしての価値や地位ではWindowsの価値は下がり始めている。残っているのはこれまでのソフトウェアやハードウェア資産ぐらいだが、ハードの方は古いものを11で一気に捨てたので、ある意味で移るにはよいタイミングの始まりとなっているとも考えられる。

Anbernic RG35XX H Whatsko ハンドヘルドゲーム機 Linuxシステム搭載 3.5インチIPSOCAフルスクリーン 振動モーター WiFiオンライン対戦 日本語対応 64GB ブラック