本家の米国でもトップニュースにならぬ大谷が……日本ではトップニュースどころか「ばかり」「だらけ」

メジャーリーガーの大谷関連の記事が今日は踊っている。
この最近、これに関連する記事が大衆紙の殆どで流れており、テレビでもニュースの多くで扱っているので、ニュースも地方ニュースとヘッドラインニュースがある時間帯を探して見る以外はなるべく見ないようにしている。ちなみに、NHKなら13時のニュースが5分程度で一通りをやるが、平日だとたいていの場合は見られない。

民放だと、11時30分以降のニュースだ。但し、最近はかなり当たり外れがあるので、ここもそろそろ潮時である。時間があれば、地方版だけ見るには良い……NHKの12時とかは外れだ。あれは長いだけの海外中心の情報番組である。地方ニュースは平日でも下手するとイベント中心になることがあるほど、ポンコツだ。(土日はほぼイベントしかニュースにしない。昨日など鉄道に影響が出ているほどの好天でもその情報は流さなかった)

こうやって見ると、もうテレビも新聞も週刊誌並に報道をしなくなっていることが分かる。
ニュースという名で放送しているけれど、1/3がエンターテイメント、1/3が広告(○○がお得とか、○○が人気とか、○○という新商品、サービス)で、最後の1/3のうち海外ニュース2/3と国内ニュースで8~24時間ぐらいずっと伝えているニュースがそのうちの1/3、残りが最新のニュースになるとザラにある。

そして、今回の大谷の通訳の話が出てくると、それが主要になる。最も、それ以外のニュースをトップに上がっているのは、割と今の時間帯に報道するのに必要な話題から離れている。

以下は大衆紙4社のトップページ(ホームページ)である。ここに上がってくるのが、いわゆる報道機関がいち早く伝えたいニュースなのだが、その殆どが、速報性の必要性もないものだ。(執筆時点なので読者が見たタイミングでどんな記事があるかは分からないが、最近は概ね速報性が求められる記事は少ない)

対して以下は時事通信社だ。こちらがどちらかと言えば、まだニュースっぽい。結構時間毎に入れ替わるからだ。時事という名称の通りの報道である。

共同通信だと大谷が一番上で1本あるが、あとは地方などの主力ニュースになる。

ちなみに、CBSだと大谷の話はスポーツ・カルチャーネタになるので、2列目のトップになる。

Foxニュースではもっと下だ。元々スポーツ・カルチャーネタはよほどの事がなければトップには来ないからだ。

昔は日本もCBSやFOXレベルぐらいはあったのだが、もうおんぼろになってしまった。この数年は毎年劣化が進んでおり、最近は閲覧する回数も減ってしまった。時事と共同は日に何度か確認することもあるが……。

まあ、人々もこの状態になってから10年近く経過しているので、気にもしない人の方が多いのだろうが、新聞と名乗る報道機関が、既に欧米に限らず、アジアの国と比べて見ても、既に新聞を下回るタブロイドや雑誌のレベルまで質が落ちていることを示している。海外のニュースサイトとか見ている人なら、殆どの人は時事や共同ぐらいが新聞社や通信社としてどうにかボーダーに乗っているだけで、後はよく新聞社と名乗っていられるなと思うことだろう。

まあ、ニュースに昔の品質を求めるなら、時事通信や共同通信で深くまでニュース(一部は有料、共同は提供新聞社サイトの有料にリンクするのでタイトルぐらいしか読めないものもある)を確認することだ。海外のニュースは国内サイトで読んでも……細切れに伝えるので分かり難いだろう。何故なら、国内では新聞社でさえも記事のチェリーピッキングと記事を水増して(これは細かく切り分けることも含む)増やす為に難しくする手法が横行している上に、専門家が下手な解説をするからだ。今後どうなるかもはっきりしないことを、そうなるかも見たいに伝えたりするから、意味が分からなくなるわけだ。
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ちなみに、通訳の話を詳しく伝えている報道は、ロサンゼルスタイムズの記事である。

これにはESPNの記事が引用されていて、ここが最も核心を射ている訳だ。

これらの記事を元に日本の記事が書かれているわけだ。大谷自身の通訳は前田健太投手の通訳をしていた人が引き継ぐらしい。そして、大谷自身の試合出場は現状では継続されるとしている。まあ、野球界から見れば大きなニュースにも見えないことはないが、淡々と1本のニュースで伝えることが出来る程度の内容である。日本のように小出しで専門家(解説員)の説明とか無駄に入れて、バラバラに分解して量産する必要はどこにもない。

米国では、一連のマネーロンダリングと違法賭博に関わる事件だから、それに基づいて少なくとも通訳が捜査対象に今のところなっていることと、窃盗の疑惑(容疑)が掛かっているというだけである。

何でこれが、沢山のニュースに分裂するのかそして無駄に時間を割くニュースになるのか分からない。だから、テレビも新聞社も視聴率や購読数が減って行くのである。



結局読み手が減るから、予算が減り、予算が減るから記者が減る。記者が減ったらニュースの質も下がるの繰り返しの結果が、これなんだろう。そして、今ではそれの水準を引き上げることもままならないという訳だ。逆に、その結果、共同通信の地方紙がローカルのネットワークのお陰で、大手紙より細やかになってきているのだろう。