NVIDIA GB202(仮称:Geforce RTX 5090)は 4NP(N4P)プロセスノードか!?……残念なお話。

VideoCardz.comの記事である。


これは噂の情報だが、Blackwellベースの次世代NVIDIA GPUがGPGPUと同じ4NPであるという話が出ている。
4NPのB100/200 GPGPUは昨日の記事にも書いたが、2つのチップを連結して2.5倍の性能を叩き出したが、1チップなら20-30%程度であったと推定される。即ち、5090はよほどクロックを上げるなどの対応をしないならその範囲に留まる事を意味している。

VideoCardz.comの記事ではAdaに比べて30%密度が上がると書かれているので、ほぼ確定だろう。そして、最大熱量もさらに増えていく可能性がある。一方で平均処理を下げることで、平均熱パフォーマンスが下がったことをアピールするのだろう。あまり期待出来る製品ではないということである。そもそも、既にSKU90系の価格は異常に高いので、コンシューマの殆どには手も足も出ないから関係ないけど。上位がこれなら、下位も同じような問題を持つ可能性があるわけだ。

あくまで噂だが、ちょっと残念なお話となってしまった。

ポジティブに言えば、Ada Lovelaceでも暫くは十分ということを意味している。Blackwellの新機能は今のところFP4/FP6に関連する部分ぐらいなので、ゲーミングではDLSSでどのぐらい差が出るかとかそんなところだろう。登場も最上位が早くても今年の年末商戦以降、殆どは来年以降になるだろうから、これのために待つほどのものではないことが分かる。

昔は、GPUの新製品の噂で性能が倍増することもしばしばあり、待つ人もいたが今は待たなくても良い証明をしてくれる時代になりはじめている。