Huaweiが謎の電磁気記憶装置の提供を発表…… mysterious って良い響きだけど、ミステリアスほど日本の献金議員以外には売れないかも。
tomshardware.comの記事である。
その名も、OceanStor Arcticという装置らしい。MWC24で発表された要だ。
これは、電磁気(磁気電気/Magneto-Electric)を使ったディスク媒体(Disk Storage)のようで、サーバーラック辺りで10PB以上で消費電力が2kw未満となり、かなり省電力で大容量ストレージになるらしい。いわゆる自宅のコンピュータなどで使うものではなく、データセンターなどで使うDisk Array Unit(ディスクアレイユニット/DAU)筐体だと思われる。
ただ、現状でそれほどの容量(10PBオーバー)で磁気記録するHDD系の筐体ラックだと、消費電力が2Kwを大きく超えてしまうので、「謎」なのである。
まあ、これの引用元を見ると、コールドストレージ(アクティブにアクセス出来るデータではなく、必要な時のみ接続して目的のデータを復元したり、読み出して使うバックアップ用のストレージ)と書かれているので、いわゆるテープメディアの代用となる媒体と思われ、基本はHDDのアレイユニットで、ストレージインデックスやラベル、ファイルテーブルをSSD等に常時アクティブな専用ストレージにおいて、実データを入れるストレージ側はアクティブ電源を使わずアクセスが必要な時にコールドスタンバイ/ホットスタンバイ⇒アクティブに切り替わるHDDとかだったりして……。
それじゃなければ、HDDで5インチや8インチを復活させましたみたいな……。多分、凄い革新的というほどじゃないと思われる。25H1に海外出荷を始めるとしているようだが、その予定で本当に革新的な技術なら、もっと詳細を出すだろう。電力消費を減らして容量を増やすというのは、今の時代簡単に真似できないからだ。そう考えると、アイデアの勝利的な何かか、力業か……平均電力的に見るとなのか?そんな予想になる訳だ。
でも、もしかすると凄いものかもしれない。いやまあ、明日には忘れていそうなぐらい、データセンターとか向けのストレージラックの新版とか興味を湧かせて、欲しくなる人は少ないだろうけど。
予算と購入決定の最終決定権を持つ購入担当者でも、よほどポンコツか、日本の政治家みたいに献金でホイホイされるバータレ(馬鹿タレ)じゃなければ、きっと全く新しい最先端のストレージ技術とか「人柱」「地雷臭」といった言葉が最初に沸き起こるはずなので、お察しである。おニュー(New)なミステリアスは響きとしてはよいのだが互換性とか将来性とか、次の世代に移す時の移行費用とかいろいろあるからね。正直、顧客データや社内データを補完するストレージ技術は枯れたものの延長線の方が良いのである。多少電気を食っても……
でも、最終決定権を持っている上層部が自民党の献金を受けた議員や閣僚のようにポンコツだと、その下で実際にそれを運用保守する側が地獄を見るのである。そして、それが問題だと分かっても上は、その時説明してくれればとかそうやって逃げることがあるので、あの時説明しましたよ。責任は理解を出来なかったあなたにありますよという内容を残しておくことが大事である。

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