Google Pixelが日本で躍進して異常事態という記事が登場……大躍進のGoogle

Wccftech.comの記事である。


日本の記事ではなくWccftech.comの記事である。日本でも今日辺り記事になるだろう。
Googleが日本のスマホ市場で大躍進したというものだ。1年前の2022Q4のシェアは国内で1.5%程だった。それに対して今年は10.7%になり1年で527%の急伸を果たしたそうだ。まあ、AppleやSamsungのスマートフォンはお高くなっているので、サポート期間が延びたGoogleのPixelのサポート寿命から見たトータルコストがAppleを含めた他を凌駕しており、成長に弾みがついたこと。他のスマホはシェアが元々高いが、物価高の中で買替えや新規で買う人が増えなくなっているのが理由で成長から縮小に転じたと思われる。だから、国内のスマホトータルで見ると11%減少している訳で、他の企業は販売が下がっている訳だ。

今の価格帯のままでaや今年のPixel 9が出てくるならまだもう少しシェアを伸ばしてくるかもしれない。
Google PixelはAppleよりも広告費を増やしているので、暫くは成長するだろう。

尚、数年前まで上位にいたSONYはもう消えている。
これは、製品の価格がハードの性能や品質の割に高く、サポートライフサイクルが未だに3年と舐めているからだろう。既にミッドレンジすら5年を求められるようになり始めている中で、20万円クラスで3年では売れはしない。初期レビューでは☆こそ悪くないが、全て台無しにしているのが、「OS保守の期限」と「価格」である。OSのサポートライフサイクルについては、5年以上前からずっと変わらないが、そこに価格の問題が追加されて売れるはずもない。
そういう日本企業陣営の弱みな部分も、Pixelは取り込んでいる可能性がある。


ちなみに、wccftech.comの記事ではTensorの性能がネック(課題)みたいなことが書かれているが、スマホに今を大きく超える性能が必要と考えて居る人は昔ほど多くない。むしろ少数派になり始めており、Tensorで不足という事は既に多くの人にとってはない。性能がいくら高くてもバッテリの持ちが悪いとか、熱いなんてことの方が遥かに嫌われる。

尚、Pixelの場合、ネックとなるのはTensor SoCのCPUやGPU性能よりも、それにセットされているSamsungから供給されていると思われるベースバンドチップ(LTE/Modem)とWireless receiverなどの送受信に使うアンテナ装置の性能であると考えられる。これ、8ではある程度改善されてはいるようだが、Qualcommに比べると実行品質(電波の掴み)が劣るようで、圏外になりやすい環境があるようだ。

そのため、それが理由で満足度が下がってしまうケースがQualcomm品に比べると見られるようである。まあ、Samsungも国内におけるSやZ Flipの上位製品では自社のベースバンドやSoCを使わずにQualcommを使っているし、AppleもQualcommから供給を受けていることを考えると、国内の基地局がQualcomm向けを中心に最適化しているからかもしれないが……。ただ、MediaTek系はものにもよるが、評価が落ちるほどの情報は少ないので、ハード固有かベースバンド側の性能に何かあるのだろう。