Switch 2 のパフォーマンスは PS4 Proに匹敵!? …… Steam Deckを超えるかもしれないバッテリライフと画質。

Wccftech.comの記事である。


内容を読む限りでは、大した情報ではない。NVIDIA Orin Based CPUを元に述べているようだ。
だから、PS4 Proに近い描画性能を出すかな?という話である。ただ、これらはTensor CoreによるDLSS3.5やRTコアのお陰もあってなので、いわゆるラスタライズ全般(物理的な描画性能)で圧倒するものではないと見ているようだ。

それから、現用のSteam Deckと同等以上の性能を発揮するだろうとしている。



ちなみに、記事にはないが、私が個人的に計算したものでいえば、

Orionベースのカスタマイズなら、メモリはLPDDR5-12GB(153.6GB/s)でAmpereコアで推定1280のCUDAコア辺りだろうと推定される。そしてGPUクロックがポータブルモードで1150MHz辺りと仮定して、GPUの浮動小数点演算のピークレートは3.0TFlops(FP16/32共通)程度になると推定できる。ディスプレイの解像度がHDまたはFHDならこのGPU性能があれば十分な描画性能を発揮するだろう。

ちなみに、これを1437MHzぐらいまで上げられれば3.75~3.8TFlops(FP16/32共通)辺りまで上がる。コンソールモード(据え置きテレビ出力)でこのぐらいまで上げられるかもしれない。4KでDLSSを使うには心許ないようにも見えるが、コンソールゲーム機ならこれでもアップスケーリング前提なら何とかなりそうだ。

尚、このどちらもPS4 Proの4.198TFlops(FP32/FP16は2倍)より低い性能になるが、Tensorやraytracingのコアがあり、アップスケーリングにDLSS2/3.5(Ampereならフレーム生成の3.0は使えない)が使えるので、それを上手く省メモリーで機能させられることが出来るかどうかが、勝負ポイントとなる。

元々のSwitchのGPU性能は0.393Tflops(393Gflops)であることを考えるとこれでも10倍近い演算性能になり、元々HD/FHDだったSwitchの性能から考えると、よほどの高画質(奥行きの臨場感)を徹底して追求したりハイフレームレート(30~60fpsを大きく超えるフレームレート)を求めないなら、4Kの表示も不可能ではないことを示している。

これはあくまで予想であり、実際にそういう数字になるかは分からないが、基本的な前提仕様があるなら、そこから換算することは比較的簡単に行えることである。