NVIDIA RTX 1000/500 Adaが登場…… モバイル/ラップトップ向けワークステーション用GPU
VideoCardz.comの記事である。
Ada Lovelace版のRTX(Quadro)もやっとモバイルで全てが出揃ったようだ。これまでより少し時間が掛かったのは、Hopper製品群やRTX 4090/80などの製品の充実に生産を回していたことと、Ampere世代のGPUが残っていたことが影響しているのだろう。
A1000はA1000 6GBという96bit幅 168GB/sで2560CUDAと、4GBで128bit幅 224GB/s、2048CUDA、TDP 35~95Wが追加された。
ちなみに、A500は2048CUDAで4GB VRAM、メモリー帯域が64bit幅と狭い。そのため、112GB/sしかピークスピードがない。但しTDPが20W~60Wと低いのが特徴。
ただ、モバイル向けと考えても4GBのVRAMではDLSSには不向きだろうし、LLMも一般的な用途でさえVRAMが足りないだろうから、基本的にはAI向けには使えないだろうし、CAD辺りではよくとも、高精細度なゲーム開発には向かないだろう。動画のエンコードなどには良いかも知れないが、それは別にiGPUでも出来るので……と考えると、いわゆるPCの箔を付けるためのものといったところだろう。ないよりはあった方が性能はだいぶ高いはずである。