愛媛県で緊急地震速報M5.1(震度4)の地震が発生 …… 能登の地震以来増加傾向の西日本(中四国近畿)の地震。
気象庁の地震情報である。
震源は、四国地方の陸上で松山の南西、愛媛県大洲市長浜付近の深度50km付近のようだ。この地域での地震は21日の18時27分にも最大震度3(M3.9)の地震が起きているが、これはさらに南で直線距離にして50km離れた北宇和郡松野町富岡の付近である。深度が40kmなので、関連性は不明だがそれと同系統の地震と思われる。
即ち、今後も暫くは深さ30~50km付近での余震活動や本震活動があるかもしれない。ただ、能登半島で起きている地震が浅い地震(10kmから20km)なのであるのに対して、この地震活動は深い場所で起きているので、もし、能登と同規模のマグニチュードで地震が起きても、能登ほど地表に影響を与えることはこの深さならば、危険度は少なくなるだろう。但し、少し深いので異常震域が生じる可能性があり、震源から少し遠い場所で大きな揺れを伴う場合があるかもしれない。
よって、少し広範囲に揺れへの備えが必要である。家具の固定などをしていないなら、しっかりそういう対策をしておくことが大事である。
能登の地震が発生してから、近畿、山陰、中四国の地域では大きなものではないが、地震が少し増えてきている。この辺りの地域は元々地震活動そのものが少ないが、今後さらに増える可能性もあるので、地震の備えを十分することが大事である。ちなみに、地震の備えは、防災バッグなどを買うことよりも、家具固定、家電などの製品の固定などが最優先である。それから、避難具を玄関など出入り口に置いておくことである。