マ社がDirectX DirectSRをGDCで発表予定 …… 結局Windows11に載せるようです。

VideoCardz.comとWccftech.comの記事である。


以前、Windows11のInsiderに超解像(アップスケーリング/Auto SR)の隠し設定があり、有効にすることでDLSSやFSR非対応のアプリケーションソフトでもそれが使えるようになるらしいぞという海外記事の話を書いた。あれが、実際にGDCで正式発表されるようだ。開発にはAMDとNVIDIAが協力しており、DirectXの一機能(API)として統合されDirect Super Resolution(Direct SR)として発表される見通しだそうだ。

これは、IntelのXeSS、NVIDIAのDLSS、AMDのFSRと仕様が異なる実装を一本化するためのものという位置づけであるようだ。
どのレベルのSRを実現するのか(フレーム補間などを含むのか?)はまだ分からないようだが、APIとして提供することで設計を統一しようという趣旨だろう。DirectXも目に見える新機能が無くなってきているので、ここらで目玉を入れたかったのだと思われる。

ちなみに、これをサポートするのは当然だがWindows 11のみであり、10は対象外であるはずだ。また、上記したようにどこまで使えるものになるのかは不明であり、現用のDLSS、XeSS、FSRとの互換性がどうなるのかもまだ分からない。それが分かるのはGDC'24(米国:3月24日)での発表を待つしか無い。

消費者として見るなら、取りあえずGeforce RTXか、AMD RADEON RXを買っていれば後はWindows 11さえあれば対応はするということであり、別にWindows 11じゃなくても、DLSSやFSR対応のゲームならいままで通りに動くということだ。だから、特に問題はない。むしろ、OSに新機能として実装されると使わなくても、最初は不具合が出ることもあるので気を付けたいところである。