VRAM 22GBのRTX 2080TiがeBayに登場 …… 容量2倍で499~500USDらしい。

VideoCardz.comとWccftech.comの記事である。


高速且つ快適にLMMやCUDAビジュアル処理を快適に行うには、GPUのVRAM容量が重要であることは、知られている。特に高解像度の処理や、大規模なデータ処理であると、容量が爆発的に必要となるため、8GBや12GBでは大きく速度が落ちてしまうことがしばしばある。
しかし、大容量なVRAMを搭載したNVIDIA GPUは今では15~20万円(1200~1500USD)を上回っており簡単に買えるものではない。一番お得で大容量なGeforce RTX 4060Ti 16GBはバス幅が3060よりも狭い割に高いし……。

そんな状況で、中国市場を中心に成長してきたカスタムメモリーの改造GPUが海外のネットオークションサイトなどで登場してきているらしい。その一つが、Turing 世代のRTX 2080Ti 11GBのVRAMを2倍の22GBに増やした製品だそうだ。価格は499または500ドル(米ドル)ほどかららしい。



ちなみに、このカードカスタマイズは中国ではなく米国企業が行っているようで、元のカードがどこから出ているかは不明できっと中古品だろうと思われる。LLM性能はVRAM容量や帯域が優れているだけあり、かなりよい数字が出るようだが……火が出ても責任を取ってくれることはないし、記事にもあるがこの手の製品は、長期寿命や安定寿命が短い傾向にあるとされるので、素人玄人という範疇ではなく、ジャンカー向けの製品と言える。

ここから見えるのは、こういうビジネスが出来るぐらいビデオカードの価格が適正よりかなり高いと消費者も企業も思っているということの表れなのかもしれない。