Arrow Lake-S CPU は 24 スレッドで AVX-512 機能なし …… 命令セットが少なくても速ければ良いのさ……あれ、大丈夫だよ?ね?
tomshardware.comの記事である。
まだ、ES版(Engineering Sample)に基づく製品での情報だが、Intel Hyper-Threading Technology(SMT)は搭載されていないようだ。24コア(8PC+16EC)なので、SMTなしということになる。そして、ESのこの製品ではAVX-512Fもないようである。AVX10の搭載見通しもないので、AVX2止まりになる可能性が高くなった。10系を搭載するまでこのまま行くつもりなのかもしれない。
ちなみに、ES版は3GHzで動作しているらしい。今年の秋頃に登場する見込みだが、どこまでクロックが上がるのか……あまり上がらないようだと、どれほどの効率になっているのかが重要だが、20%IPCが上がっていたとしても、定格6.0GHzのRaptor Lake Refreshと同等になるには、定格で5.0GHzの動作が必要になる。iGPUなどの他の機能を売りにするとしても、デスクトップで評価を得るには定格の基本クロックで4.5~4.6GHz以上は必要だろう。

intel 第14世代 CPU Core i9-14900K (アンロック版・GPU機能付き) 24コア/32スレッド 最大周波数 6.0GHz LGA1700 日本国内正規品 BX8071514900K
となると、まだここで出ている情報は全く本領には達していない製品ということになる。まあ、これから3ヶ月ほどでどこまでES品のベンチ情報が更新されるかだろう。データ採取と販売用の資料を作るため、ESのベンチマークテストは必ず行われる。しかも、オンラインに名残が多少は残る形で行われる。そのため、どこかで販売用に近い製品の情報は出てくるはずだ。それが、いつ出てくるかは大事だ。ギリギリだと、いろいろ困難な対応をしていた可能性が出てくるからだ。
昨日はBartlett Lake-S(LGA1700の現用)がRaptor Lake Refreshの後に出てくるという話も書いたが、上位クロックの製品の歩留まり調整にまだ苦しんでいて、それ故にBartlett LakeがS系コアの大半を埋める方向に傾いていたりというのも……無きにしも非ずだろう。実際に、最近のIntelは、本当にギリギリまで苦戦して、予定や計画が変わることばかりなので、製品発表して……いや、違うサーバー用だが発表してから猛烈に遅れたSapphire Rapidsという前例もあるので、製品が出てくるまで大丈夫とは言えない。
最悪はArrowが消え去り、Bartlett Lake-Sが今年の後半にArrowのところに座っているパターンである。その時は予定通りに進行していると思われるZen5が完全勝利するだろう。
