iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxの顧客満足度は低い水準 …… 初めての経験かもね。
Wccftech.comの記事である。
Apple iPhone 15 ProとPro Maxの2機種において評価が低い水準に留まっているようだ。一番良いのが15で、これまであまり下がっていなかったPlusも下がったようだ。そして、ProとPro Maxの評価は低い水準に留まっているという今までにない傾向を示しているようだ。
Pro系の評価が悪いのは、バッテリーの持ちなどに起因する問題や熱、初期の不具合関連の問題から派生している問題が続いているのだろう。これは、AndroidのSnapdragonで起きたように、最新のプロセッサーの電力効率が悪化しているのもあるだろう。そして、その割にプレミアムモデル故に価格が高いので、満足度としての割が下がっている訳だ。
本来、プレミアム向けのProとかPro Maxはもっと上質の体験が出来るはずで高いのに、それが得られていないと思う人が結構いるということになる。
まあ、これは最初期に不具合情報が多数出たら、総じてそれが最後まで続くという流れにAppleも乗ってしまったということかもしれない。たいていは最初の数ヶ月で評価に問題があると、最後までそれを尾を引くからだ。悪い所が見えてしまうと、改善がある程度後から行われても、その後も、悪い所が見えやすくなるからだ。今回ついにAppleはそれに乗ってしまったのだろう。
それでも、これまでそういう問題が殆どなく、あってもすぐに回復させていたのだから、立派なものだ。ちなみに、これソフトウェアアップデートなどで今後改善される可能性もあるとWccftech.comでは書いているが、もう数ヶ月経過していることを考えると、現実は難しいだろう。ソフトウェアで解決出来るならもう少なくとも、評価があがり始めているはずだからだ。
そうならないということは、ソフトでは難しいものか、またはソフトで何かを改善しても、他のバランスが悪化する状況を生んでおり、ソフトで改善するとしても、OSの根本的な変更が必要など、暫く時間が掛かるものが多いのだろうと思われる。そう考えると、次の世代になるまで十分に評価が改善することはないだろう。
まあ、それでも今利用して特に問題が無い人の評価が下がることはよほど、全体に影響を与えるようなアップデートの不備をしない限りは起きない。だから、今満足度が高い人が、心配することでもないし、それがある程度いるなら、無理に既に評価が低い相手にコミットして不具合を増やすようなことをしないことが今のAppleにとって必要なことなのかも知れない。