ブルジョア向けのビデオカードGeforce RTX 4080 Superのレビュー開始……1日遅れで解禁。

VideoCardz.comのリンク記事である。


まあ、評価としてはごく僅かに性能アップという感じだ。VRAMの容量が増えていないし帯域幅も僅かな差しかないので、高解像度(4Kクラス)での性能はVRAMの帯域幅と容量が足りなくて伸びず、一方で2K+や4K-クラスだと元々の4080の性能がそれなりに高いので、頭打ち感が出てくる訳だ。

結果、まあ4080よりは良いけど、価格とか考えると4080が在庫処分で安いならそっちで良いのではないか?という程度に収まっている感じだ。そもそも、4080は中国で4090Dが出るまで、4090の禁輸によって凄い引き合いがあり、結果的に在庫希少な状態になっているので、価格が高止まりしていたという問題がある。即ち、2年後とかに新古で残っていれば安いかも知れないが……今の段階で大きく下がるほど在庫がある訳でもない。よって、どっちでも良いという感じだ。4080を買う計画があった人はSuperの店頭販売やネット販売や在庫準備を待たなくても良いだろう。


今のNVIDIAは本当に商売が上手いよ。株主にとっては今のところ悪いセールスをしていないことが見える。もちろん、生成・推論AI関連ではライバルの追い上げがあるので、この先がどうかは分からないが、最大の利益を出せるようにマイナーチェンジしたというのがはっきり分かる。最も、今このカードにしてもSKU 70型番のカードにしても、以前のPCゲーマーや自作ユーザーがおいそれと買うような価格じゃなくなったけれど。

昔なら1年でポンポン買い換えていた人でも、最低でも2年~3年ぐらいは使い続けて最後は、中古で安くても誰かに売却して手元資金を増やしてでも、買い換えるぐらいの価格になっているのだから。

ちなみに、これがもしもVRAM容量20GBや24GBに増えていれば、かなり評価は上がっていただろう。そして、多分4070Ti Superや4080/4080 Superを数年以内にVRAMを32GBに改造してVRAMが足りなかったのだと言い出す記事が出てきそうだ。