つつつつ、ついにSO-DIMM時代が終わるノートPCのメモリー……JEDECの認証を受けてCAMM/CAMM2に置き換わります。
tomshardware.comの記事である。
SO-DIMMはSDRAM登場以来ノートPCで採用されてきたメモリースロットである。ただ、スロットが結構場所を取るので、組込ユニットではLow PowerではないDDR製品でも近年SO-DIMMを廃止してオンボードになっている製品が増えている。その徐々に肩身が狭くなっているSO-DIMMスロットに代わる新しいメモリースロットがJEDECで承認されたそうだ。それが、CAMM2(CAMM)である。
CAMMの売りは次の点である。
・SO-DIMMよりも57%薄型らしい。
・SO-DIMMよりも高クロック動作に最初から対応出来る余裕
・Dual Channel(128bit)接続に1枚で対応可能(Single版も予定している)
・直付け(オンボード/LPDDR)の製品と交換可能なタイプの2種類があるので、メーカーも扱い易い。
欠点として初物になるので初期コストが高いことと、採用企業が出てくるまで時間が必要ということだろう。
尚、この規格を産み出しのはDellであり、Precision 7670で既に採用しているものをJEDECで通したようだ。即ち、Dell製品から採用が今後も拡大していくと思われる。
デスクトップでも128bitの帯域幅でDIMM2にでもすれば、4chメモリー時代もくるかもとは思ったが、今デスクトップでそれをやるとCPUやiGPUの熱密度の問題が増えそうなので、難しいだろう。これが、7年ぐらい前ならノートと合わせてやったかもしれない。