米商務長官がNVIDIAに警告……Geforce RTX 4090Dの開発を止めなさい。

VideoCardz.comの記事である。


今朝のニュースではNVIDIAのCEOと総理があったという記事があったが、まあ金を出したり技術を出したりしてくれるなら会ってくれるだろう。というか、普通は政府の人間が企業のトップと接触することは少ないのだけどね。何故なら、政府は行政府のトップなので、普通は企業を律する側の立場だからだ。

米商務長官が、この発言をしたのがそれである。日本は、経団連の会長の発言などを見ても分かるが、民主国家というよりも、社会主義国……いや民間に煽てられた政府が、社会の金を民間に環流させているいわゆる汚国(腐敗国家)だろう。とにかく、今日はクラウドが世界を動かす次世代……といえば、海外でそれに強い企業を引っ張り込み、AIだといえば、それに……という。まあ、とにかく節操がない。

そして、気が付いたら何もかも予算が中途半端で優れた技術者だけ外国に持っていかれる。実際に、もう海外からも評価される人材が、日本に残りたいと思うケースは下がっているだろう。国として国民を見ていないし、大局もみていないからだ。ただ、自分達の金になるかどうか、次の選挙で勝てるかどうかぐらいしか考えちゃいない。

話を戻そう。

このNVIDIAへの警告は、Geforce RTX 4090D(仮称)と呼ばれる中国向けの出荷が禁止された4090の性能制限版の開発をするなと釘を刺されたわけだ。スコアポイントを下回れば許可する訳では無く、規制半導体そのものの出荷を禁止していると連邦政府が示した訳だろう。ただ、実際にこれがどうなるかはまだ分からない。それでも、出荷する可能性はあるし、裁判に持っていく可能性もある(この場合は、日本ほど掛かりはしないが少し時間が掛かるだろう)、どちらにしても、NVIDIAにとってはちょっと痛いことになってきたと言える。