AMD V-cache上のRAMディスクが182GB/s達成でOptane要らねえぜ……ちょっと何言っているか分かんない by 富澤風
tomshardware.comの記事である。
これは、ある種のbloggerやYoutuberネタなのだろうが、AMDの大容量L3-cacheを搭載したV-cache版Ryzen(X3D)のRAMディスク設定でCrystalDiskMarkの速度を182GB/sぐらいまで引き上げる裏技が見つかったという記事である。これで、RAMディスクで一斉を風靡したわけでもないが、cacheとしてはそれなりに売れたOptaneよりも凄いぞ・。・っていう記事だ。
まあ、タイトルにも書いたがちょっと何言っているか分かんない内容である。
そもそも、L3 cacheにデータが収まるなら速度が上がるのは当然である。そこに上手にディスクのデータが載れば高速化するというのを、このベンチは使ったようだ。ただ、実際にL3がRAMディスクとして仮に使えるようになり、それを占有して外せない設定に出来るなら、下手するとCPUのキャッシュエラーが起きて、OSがSTOP応答(カーネル保護違反のエラー)になる。OS起動の度にスタートアップでそれが占有されるような設定が出来れば……その設定を外さない限りセーフモード以外では起動出来なくなるだろう。
そこまでならないとしても、本来CPU内蔵のキャッシュメモリーはよく使う命令順にL1、L2、L3と配置される。このうちL3にユーザーが置きたいデータを置くなんてことをすると、L3は実行順序に関係なく無駄なデータを常にキャッシュしていることになり、折角の大容量キャッシュの意味を失う。
RAMディスクは元々、メインメモリーが沢山あるなかで、全メモリーを時々しか使わないか、日頃全く使わない場合に、その一部をRAMディスクキャッシュに使えば高速に処理出来るという理由で生まれたものだが、L1~L3のキャッシュは容量が少なく、システムが起動すればほぼ確実にフルで動作する訳で……まあ、ベンチマークの遊びとしては面白いが、Optane云々とは全く比較対象にはならないし、SSDなどと比較する物でも無い。
こういうベンチマークの抜け道があるよという意味では面白いが、試すほどでもないし……まあ、残念という感じだ。
尚、このベンチでは182GB/sだが、実際の内部転送は最新のZen4世代なら2TB/sぐらいまで行くはずだからまだ改善の余地がとか書かれているが、それを目指す意味があるのだろうか?これまで日が当たらなかった(どうも2月頃に方法が公開されたものの無視されていたらしい)が、今回、より高速化したのかなんなのかで、話題にみたいに書かれているが、無理じゃね?
あっちのコメント欄をみても皆、いや意味ないし……が大勢であるのも、残念感を醸し出している。まあ、2月から今までそれに気が付かずに改善していたとしたら、確かに凄い徒労だが本人や一部のマニアが、それでも楽しめているなら、それはそれで幸せなのだろう。
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