ジャストシステム、日本語入力システム「ATOK」の変換改善へ--パートナー制度を開始…… メリットが少なくなるATOK。
CNETの昨日の記事である。
ATOKは5の時から使ってきたが、最後に導入したのは、一太郎2018に付属するATOK Limitied Ver.31である。一太郎2022でATOKはPassport専用版になったので、もう買うこともないだろう。
くれることにあった。
個人的にはこれだけの理由で利用していて、複数の辞書を利用していたが、Justsystemはそれらをパスポートに統合して供給するスタイルに変更したため、買った意味がなくなってしまった。変換性能には今ではあまり興味がないので、サブスクまで入れてもう買うことはないだろう。
そもそも、変換性能はMS-IMEでもWnnでもGBoardでもそれほど今では困らないからである。
尚、一太郎がLimitiedを内蔵していれば、5年周期ぐらいでは買い換えていたので、2023年で一太郎を買った可能性があった。
じゃあ、Limitiedが次の世代で戻ってくるんじゃないかと思う人も居るだろうが、たぶん戻っては来ないと私はみている。
それは、ジャストシステムの売りが既に一太郎やATOKだけではないからだ。
現在のジャストシステムの基軸は、どちらかというとオンライン学習や教育の方にある。
そのため、クラウド中心のサブスクリプションの方がサービスの開発が楽というメリットがある。
また、手元に買い切りで置かせないため、確実に利益が望める訳だ。だから、逆に言えばジャストシステムのATOK開発チームもATOK Passportのメリットを打ち出すことに必死なのかもしれないが、以前からクラウド辞書機能があったなかで、このパートナー制度が変換率向上に繋がるのか、また評価されるのかは難しいところだ。変換率を上げようと特殊な言葉や、流行を追えば結局、変換ミスに繋がることも増えるからだ。そのように考えると、もう変換率とは別のメリットが必要なのだろうと私は思っている。
それが出来なければ、一部のニッチな文字書きを除いてPassportの利用者は減って行くかも知れない。まあ、ATOK Proはある程度残ると思うが……