韓国(からくに)岳に火口湖出現 水深5メートル以上か …… 台風で沢山降った雨の足跡は幻の湖に。
共同通信社の47NEWS(宮崎日日新聞)の記事である。
火口湖は火山の火口に雨水や山水が溜まって出来る湖(池)である。雨が多い時期だけに生まれる火口湖もあれば、年中水を湛えている火口湖もある。この違いは、火口の構造として水を通しにくい岩石が多いか、それとも浸透性の高い砂岩や石灰、軽石のような岩石が多いかによる。
今回の韓国岳の場合は、溜まっても僅かな時間ですぐに消える場所である。それが、台風14号などで降った雨の影響で残ったようだ。
しかも、水深が深い場所で5m相当あるとすると、浸透性が高い場所だとしても、暫くは残りそうだが、ここの場合、最終的には消えていくだろう。この火口湖は何年かに1度沢山雨が降ると出来る火口湖であるが、これだけ溜まるのは珍しいかも知れない。まあ、雲を反射するほど綺麗に映る時間は、水深が深い間に限られるはずなので、見に行くなら早い方がよいかもしれない。
尚、霧島連山は常時水を湛えている火口湖が他にも複数ある。韓国岳からも一部の火山湖を見ることが出来る。
まあ、それだけ火山活動が昔から活発な場所であることを示している。