「iPhone 14」の衝突検出機能、ジェットコースターで911通報 …… A-GPSと地図連動が必要かな?

CNETの記事である。


これはまだ、米国で始まったばかりのサービスで日本ではまだスタートしていないはずだ。
そのため、日本では笑い事で済む話だが、実際に通報を受ける側は溜まったものでは無いだろう。スマホにはまだ学習しなければならない要件があることを示していると言えよう。

衝突イベント検出は、車載カメラなどでも行われるG(重力)センサーや傾きセンサーを利用するもので、スマホも基本は同じである。ただ、スマホが違うのは、スマホは持ち歩くため、車の中に限らず、どこでも持っていることが多いという点にある。そのため、遊園地のアトラクションや何かの体験イベントで衝突検知が機能することは有り得る訳だ。

まあ、回転などが伴うアトラクションの場合は、通常スマホを持ったまま搭乗することは出来ない。
落下などで人に怪我をさせたり、機材を破損させる可能性があるので、手荷物棚などに預けることが多いのだが、それを守らなかったり、回転などが特になく、そういう持ち込みルールが優しいアトラクションだと当然だがこういう誤検出に繋がることがあると考えられる。まあ、Appleもそこまで想定していなかったのか、想定はしていたが、持ったままのるとは思わなかったかそんなところだろう。


尚、これを改善する方法は今の段階では、電波オフ(機内)モードなどを利用することのようだ。
多分最終的にそれをやらなくても、地図と連動したジオフェンスや地図上のメタタグなどを利用して、この場所では自動衝突検知による通報はしないといった仕様が加わるのだろう。

それが終わると世界展開が始まるかも知れない。

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