テレビ画面の破損に注意。国民生活センターが4つのアドバイス …… これ常識なんだけど。ここまで説明しないと分からないほど腐った日本。

AV Watchの記事である。


この記事で書かれている大半のことは自業自得である。ただ、一つだけ証明が出来れば交換対応しなければならない例が含まれている。それは、ネット通販で購入して届いた時点で壊れていた場合だ。ただ、設置費まで込みのサービス(ジャパネットのようなサービス)を受けてやるなら良いが、そうでなく、届いたテレビの設置を自分でやる場合は、これを証明するのはかなり困難であるため、自腹になるという点が欠点である。

尚、例えばソニーストア(ソニーストアで買える家電のみ)が行っている長期補償ワイドなどの補償を契約しているなら、破損も修理対象になる。

また、例えばエディオンのカード補償やヤマダデンキの長期補償などでは免責対象以外なら補償が効く。災害等が対象と書かれていなければ補償されるのだ。但し、エディオンならカード補償で購入金額までの補償となるとか、ディスプレイやテレビの場合は、長期保証にサイズ縛りがあるなど販売店保証の場合は独特の保証上限が伴うことがある。


<購入者や使用者による事故や故意の破損はメーカー保証対象外>

そもそも、メーカー保証というのは何でもそうだが、その製品が安全に配慮して使っていた場合に、何年間は決して壊れないはずという根拠に基づいて算出される信頼補償のサービスである。これをとても分かり易く言えば、家電を落として壊れたとかは、自動車や自転車で運転操作を誤って事故って壊れた車や自転車と同じ状況になる。

この状態でまだ買って3日だから、ぶつかったら壊れたじゃないか、メーカーに無料で修理しろ!なんて言う人がもしもいたとして、あなたは頭おかしいと思うはずだ。

自分が落としたり、無くしたり、ぶつかって壊したものに対する補償は、どうしても必要なら民間の保険に入って補償するしかない。それが、家電量販店、またはスマホなどだとスマホのキャリアなどが行っている購入金額+幾らをなど支払って契約する補償だ。但し、これらにも先に書いたように免責があるので、オールカバーとは限らない。自動車保険もプランによって免責の条項は変わるし、保険会社によっても内容は変わるそれと一緒だ。

後は、配送の過程で壊れた場合だが、これは配送する際の箱などによほどの破損があるとか、箱が開かれた形跡などがあるなら、配送を受けたタイミングで中を確認させて貰うしかないだろう。そうやって、故障がないかを確認するしか予防策はない。他に方法があるとすれば、設置費込みで行ってくれる事業者を選ぶか、または最初から破損補償が付いたサービスを選ぶことである。



ちなみに、モニターディスプレイの破損修理は、今の時代だと買うより高いことが多い。何故高くなるのかというと、故障部品を現地で修理してということはせず、メーカーの修理拠点に故障したハードを送付して一括修理するか、訪問修理ならば故障部品を取り寄せて、CE(カスタマーエンジニア)が、顧客の元に行って修理するから高いのだ。

本体を新品で買うなら、工場のラインで一括生産された品物が、トレーラーで家電店や家電倉庫(ネット販売店の倉庫)などに棚卸しされ、それを売るだけだから、量産効果と一括配送によるコスト削減効果がある。

しかし、センドバック修理(工場配送修理)だと、個々の商品の修理修理済み配送に1製品あたり数百円~数千円がかかる。
これがもしも、CEを呼ぶ現地修理だと、CEの出張手数料と技術費(時間拘束費用)と部品を運ぶ費用が上乗せされるため、さらに数千~万単位で上乗せされる。

そして、重要なのは修理用の部品だ。修理用部品は基本的に、部品の標準単価(メーカーロット単価+在庫管理費を上乗せした上で修理する業者が利益を出せる価格)が適用される。即ち、店頭で売り切って利益が出れば良い商品とは違って、保守部品は修理に必要な部品を、工場内などにストックしているものだから、製造終了後7年とか10年とかまで修理出来る材料を取っておかねばならないので、部品代を市場価格まで値引いて修理することは出来ないのだ。だから、純正修理は、商品を新規で買うより、部品単体なのに、思ったよりお高くなるのである。

尚、型式が分かっている部品なら、バルク品などをネットで買うと数分の1の価格で買える部品も結構ある。
但し、家電部品は、偽物も近年は増えており自分で修理をすると、発火などの事故に繋がることもあるので、お薦めはしない。



<豊かさを失い、ごねる人が増えていく日本>

昔から、変な人はいたものだが、今はそれがあらゆる方面に広がり始めている。これは、その一例だろう。
自分や家族の過失や故意によって壊れたものでも、メーカー保証が効かないのはおかしいとか思う人がいたり、ネットなどで購入したら、最初から箱が破損して壊れていたのに、修理はしてくれないとかいうことも今は普通のこととしてある。

これが示すのは、社会に余裕が無くなってきてしまっているということだ。だから、ごねて見ればもしかすると、相手が折れるんじゃないかとか、認めなければ相手は諦めるだろうとか思う時代になってしまったのだ。これは、悪い大人の代名詞である政治やそれを日々伝えるメディアの有り様を社会が徐々に覚えて当たり前だと思い込んだ結果であろう。

もう今は、正直者が馬鹿を見る時代に入ってきているわけだ。
それでも、正直に生きていくことが大事である。そのためには、保証や補償の免責を必ず確認することが大事だ。


【プレミアムシリーズ】【組立設置費込み】 受注生産納期45-90日間 2シート LC2 本革 グランコンフォート 1年保証付 2人掛け レザー ル コルビジェ デザイナーズ ソファ 名作椅子 リビング 二人掛け 2人 ミッドセンチュリー - H+mFurniture
前・後両用低速電動ウォーカー/DK-208 組立設置費込

この記事へのトラックバック