東電、規制庁に連絡せず試験……柏崎原発で立ち会い要請も …… この組織ヴァカなの?
47NEWSの記事である。
東日本で原発再稼働を急げというのは、今言われていることだが、これでは無理だろうという話がまた出てきた。もう、東北電力にでも原発を譲渡して、そっちに管理させた方が良いのではないかとすら思う。税金を投じてまで、東電を守ったが、破綻させた方が良かったというほどに無茶苦茶じゃないかと。
ルールを守らないなら、退場させるべきである。そもそも、今でも福島第一原子力発電所の事故処理費は税金から補填されているのだから。当時の判断が今となっては正しかったのかすら怪しくなっていると言える。自己破産でもさせて、東北電力か、関西電力、中部電力のいずれかの支援の元に、再生させた方が良かったのかも知れない。
ただ、もう今更過去に戻る事は出来ない訳で、今からやるべきは、如何に法令遵守と言われた約束ぐらいまともに守れという小さな子どもが、父母に教わるような単純なことをもう一度、監督省庁が教えることから始まる。とにかく、強い罰を与えてでも何とかしないと、またこの会社は取り返しの付かない事故を起こす可能性がある。
正直、あまりに問題が多いなら、柏崎刈羽原子力発電所の運転権限を東電から切り離すための法律を作ってでも、ちゃんと出来る他の電力事業者、中部でも、東北でもよいからそこに譲渡させた方がよいだろう。これでは、本当に余りにも杜撰だし、これで指導して急いで再開させても、下手すれば事故を起こすだろう。柏崎刈羽原子力発電所でメルトダウンのような事故がもしも起きれば、東北、と関東北部は本当にTHE ENDになるだろう。
電力不足を追い風に急いでているから、連絡をしなかったとでも言うのかもしれないが、当たり前の報連相が出来ない組織に、原子力発電を任せることなど出来ないと思っている国民の方が絶対に多いはずだ。
しかし、これから政府がこれに対してどういう動きをするかも大事だ。
原発が動かないことには関東や東北の電力は冬場に枯渇する恐れがあるし、電気代はさらに上がっていく可能性が高い。
だが、肝心の関東は東電が、殿様商売の延長線上で未だに、事故前の発想で動いていると考えられる。九州、四国、中国、関西、中部、東北、北陸、北海道はこういう審査に対して、問題があればちゃんと是正する努力をしてきたし、実際に何度か弾かれても、次までには仕上げようとしていた。それなのに東電の柏崎刈羽原子力発電所はこの始末だ。
それこそ、本当に異常事態であり、このまま審査をしてOKスタートと言える状況ではないだろう。