水不足な西日本、雨多い北日本 …… 夏~秋の生鮮食料に影響は必至。

気象庁の累積雨量一覧である。


北海道はかなり深刻な雨模様である。10日間の雨量がごく一部の地域を除いて、100%を超えており、500%超え(平年の5倍)の地域まである。
また青森の殆どと、秋田の半分ほどで雨量が平年値を超えている。28日まででこれだから、あと2日でさらに増える地域もあるだろう。

尚、雨量はこれらの地域を除くとどの地域も10日間だとかなり深刻なレベルで平年より少ない状況になっている。沖縄などもにわか雨などがないのだろう。降水が少ないようで、梅雨明けからの雨量が平年値を大きく下回っているようだ。


<今のままだと8月まで水が持たない地域が西日本で激増する見込み>

土砂降りが何日も続いたり、1度に数百ミリ降られると困るが、今のまま晴天で降っても5mm~20mmぐらいしかないような雨が、週に1回ぐらいあれば良い程度だと、西日本の殆どの地域で7月中に、何らかの取水制限が始まると思われる。始まらない地域は今の状況だと殆どないだろう。何せ、佐賀から、石川辺りまでで90日間に平年雨量の100%を超えている地域は、両手で足りるぐらいしかないからだ。

しかも、日照が最も強い6月に雨が降らず、この先の予想でも、纏まった雨が降るかどうかは、分からないからだ。


2022年6月28日時点で
西から、
佐賀県-川副-前30日間合計(100%)
大分県-湯布院前10日間合計(103%)※以下()は%、日数は6月28日以前の前日数
高知県-清水-前20日(101) 30日(102) 60日(130) 90日(134)
高知県-室戸岬-前20日(127) 30日(121) 60日(144) 90日(133)
高知県-佐喜浜-前20日(103)60日(110)、90日(103)
和歌山県-潮岬-30日(103)、60日(103)、90日(113)
和歌山県-新宮-90日(107)
奈良県-奈良-10日(115)
大阪府-八尾-10日(111)

の9地点となっている。

ちなみに、佐賀、福岡、山口、愛媛、香川、徳島、鳥取、島根、広島、岡山、兵庫、京都、滋賀、福井、石川、富山はこの期間100%を超えたた期間降水が1度もない。全滅している状態である。

一応、来週は曇りがちな天気の地域もあるが、当初の傘マークが範囲を減らし徐々に小さくなってきており、7月3日から6日の間に纏まった雨がなければ、台風頼みになる恐れもある。

普通はこの期間雨がさほど降らない梅雨でも、その前に100%超えがある程度あるはずだが、今年は16府県で地点観測(平年集計が存在する地点)一つもないのだ。また、100%超えがある地点でも、高知の3地点と、和歌山の1地点を除けば、1回限りでありたまたま、そこでスコールのような雨が1度でもあってギリギリ超えているか、運良く100%ギリギリ超えた雰囲気である。

また、この時期に晴れると8月中旬以降に雨が多くなることもある。それを気象庁も警戒しているようだ。


そして、これらからみちびき出されるのが、夏以降の国産生鮮食料に対する不足懸念が強まると言うことだ。北海道や青森などでは雨による冷害の懸念が強まり、一方で、西日本は全体で水不足と日焼けによる作況の悪化懸念が強まるからだ。

全ては来週以降の雨がどの程度なのかで決まるが、ある程度纏まった雨が西日本全体で降ることが求められ、一方で、1度にドカドカと降られると、災害による農地や住宅などの被害が起きることになる。


<纏まった雨が降れば……土砂降りの懸念が強い現状>

現状を見ると気温や海水温が高いため、もし前線が勢力を維持したまま、南下して纏まった雨が来るような状況が来ると、大雨になる懸念がある。しかも、今週末に掛けて台風が出来る可能性もあるようで、もしもそれが出来た時に、前線が南下してくると、台風から湿った空気が前線に入り込み、被害をもたらす懸念がある。

シトシト1週間ぐらい雨が降るのがベストだが、それを求めるには、時期が悪くなってきているということである。
本当なら、もうちょっとゆったりと気温が急上昇する前の6月半ばまでに降って、後半~7月は曇りがちで最後に、1日2日ぐらい1時間に20mmぐらいの雷を伴う雨が降ることで終わるのが、梅雨なのだが……。もう、そんな梅雨は、10年以上体験出来ていない。

そして、今年もまた速報ではもう梅雨明けしており、これから前線が南下して纏まって降れば気温や海水温を見ると危険で、降らねば降らないで、渇水という生活に関わる事態になるという、以前よりさらに究極の選択になっていることが恐ろしい。

コンパクト雨水貯留タンク「まる140L」
コダマ樹脂工業 雨水利用タンク ホームダム RWT-250 グレー

この記事へのトラックバック