この秋はデスクトップCPU戦争が熱い。AMD、IPCが15%向上したRyzen 7000の概要を発表……物理的にも熱くなる「x86-64」

PC Watchの記事である。


内容としては、噂されていた情報と遜色ない状況であるため、さほど新しい情報はない。

強いて言えば、TDPが105W⇒170Wと1.6倍アップすることがマイナスポイントである。これも噂通りである。
ARM系のプロセッサーでも消費電力が増す製品が増えている中で、x86-64はもう完全にTDP枠を無視して、性能を引き上げる方向に変わった事を示している。

ちなみに、IPCは15%向上となる。

現状では噂の範囲だが、AVX-512F(Advanced Vector eXtentions-512-Foundation/AVX3.x)とBF16「brain float(ing Point) 16(-bit)」、VNNI「Vector Neural Network Instructions 」などの命令セットが追加される可能性が高いと考えられている。


後は、TDPのアップを消費者が良い方向に評価するかどうかと、発売時に景気がどうなっているかだろう。
景気が悪く、物価も高くなる方向だと、IntelのRaptorも熱くなると予想されていることを考えると、サーバーも含めてx64に入れ替えるべきか?この先もこれに投資するべきかという企業などの投資議論が始まるかも知れない。

これからは、物価が高止まりするならエンスージアストでも電力を見て決める人が以前より増えてくるだろう。
そういう状況の中で、x86-64の今の競争というか、汎用プラットフォーム向けのCPU/GPUの競争は、電力を犠牲にし過ぎている感がある。これが長く続くと、消費者側も少しずつ買替えなどのサイクルや購入する製品のグレードを見直し始めるだろう。


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