Snapdragon 8+ Gen 1はSamsungからTSMCに、7 Gen 1も登場……詳細なスペック表で2つを比較


Snapdragon 8+ Gen 1とSnapdragon 7 Gen 1が発表されたのでスペック表を公開する。

SDM8450-7450AB.png

Snapdragon 8 Gen 1と8+ Gen 1は全体のクロックが最大で1割ほど上がっている点と製造しているのがSamsungからTSMCに変わった事である。後は、Bluetoothが地味に5.2⇒5.3に上がっている。その一方で、消費電力は若干下がったようで平均消費電力を大幅に削減したことを伝えている。それだけ、SamsungのプロセスルールがGen 1に使うには厳しかったということになる。

だから、Gen 1搭載のハイエンドが今回あまり登場していないのである。皆、Gen1ではなく8+ Gen 1を待っていたわけだ。

それから、ハイミドル製品となる7 Gen 1も発表された。こちらは、CPUのPrime CoreにCortex-X2ではなくA710を採用している。2.4GHzなので、8のGoldコアより少し低めである。GPUの仕様はまだはっきりしないがユニット数が削られていると考えられ、FP32性能は1.2TFlops~1.5TFlops(1.800と書いているが1700を超えない可能性が高い)程度に抑えられているのだろうと思われる。サポートするディスプレイ解像度も低い分(ちなみに、7Gen1における外部DPの3840×2160ドットは3200×1800ドットの誤りである)、性能を抑えゲーミング性能は8系に近い(同じではない)水準まで引き上げられる程度にはなっているはずだ。

後は、5GやLTEの性能は半分ぐらいの性能とみれば良いだろう。
無線LAN(Wi-Fi)やBluetoothは同じものが採用されているが、先に書いたように8Gen1で対応していなかったBT5.3をサポートしている。
ロケーション機能は同一である。

Camera ISPは14bitに抑えられており、18bitとの違いが明確に出ており、エンコードの8Kには対応していないようだ。
DSPとNPUはクロックやコアダウン版の同一品で性能差がある以外の演算仕様は同じと考えられる。
オーディオも同一と考えられる。

ストレージ系は、組込ベースボード向けのM.2サポートはない。
Quick Chargeのバージョンは4+で5は8系専用のままとしたようだ。

以上のようになる。

8系と7系の選択における大きな違いは、8K対応と4Kディスプレイ(外部のテレビなどに出力する場合も含む)での表示をするかどうかと、後はベンチマークで早さを求めるか?ぐらいだろう。一般的にヘビーゲーマーや頻繁に4Kの外部出力をしたい人出なければ、7系で困る事はないと思われる。そして、この差別化の面白い点は、888のスペックを見ると分かるが、ライバルに負けない程度に、且つ1つ前の世代の888よりCPUやGPUで上回らないように調整に苦心しているんだろうなというのが見て取れる。

まあ、ゲーミング性能を求めて7 Gen 1より安い製品を探すなら、888を搭載した製品を選ぶのも手だろう。


この記事へのトラックバック