2021年の世界PC出荷台数、2012年以降で最高に……Appleの伸びが顕著。
CNETの記事である。その下は、IDCの原文である。
2021年もワールドワイドではPCの販売は好調だったようだ。ただ、内訳を見ると、LenovoやHPなど上位が落ちている。多分、日本等アジアのシェアが元々高いことが裏目に出たのだろうと思われる。DellやAcer、ASUSなどは伸びていることからも、ワールドワイドシェアにおける地域占有度の差があるのだろう。
しかし、もっとも2021年全体の伸びで顕著だったのは、上位5社ではAppleである。2割以上の伸びを記録したのはここだけだ。
M1になってからWindowsの動作が公式にはサポートされていないにもかかわらず、M1 seriesが堅調に売れているのは、電力性能が高いことと、Windowsからの脱却を目指す人がそれなりにいることも影響しているのだろう。
それだけAppleはオープンプラットフォームより魅力的なプラットフォームを今や供給していることを示す。CPU等の進化が止まって長く経過したことやGPUの高騰なども影響していると思われる。まあ、今年はIntelもやっと一歩歩みを進め始めたし変わるかも知れない。ちなみに、Windows 11が与える影響は、何とも言い難い。まだ、企業向けなどではWindows 10 を選ぶことも可能だし、11も開発サイドでなければ、最初は不便でも慣れるだけのことだ。たいていの人は仕事などで利用する訳で、どこかで必ず一台は持つ必要が出てくるだろうから、嫌でも普及はする。それが早いか遅いかの問題であり、大半はCPUやGPUなどで納得出来る性能なら買うはずだ。
それが、今年になるか来年以降になるかの差である。
ただ、2012年以降で最高でも、2011年はまだ超えていないようだ。
2010年は販売が大きく伸びた年だった。その翌年の11年も成長したが予想よりは鈍化した。ここがピークであった。2012年は鈍化した。Windows 8が投入された年であり、前年のタイの洪水などからハードディスクなどの部品が高騰した年である。
今年も成長したのは、SARS-CoV-2の影響で、PCの買替えが伸びたからだ。
これは、受注残があるため今年も続くとIDCは考えているようだが、果たして期待通りに進むかは分からない。前半は良くても後半が悪くなった2011年のようになる可能性は十分にあるだろう。ただ、一方で、Windows 11の登場で下を切り捨てた効果も、今後は出てくると考えられる。それが、全てWindowsに向かうのか、それとも他にも相当程度流れるのかが、注目すべき点かも知れない。
まあ、今の時点では、Appleがそれなりに成長していることからも、Windowsの安泰は徐々に崩されているように見える。

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