【大雪】名神や新名神、14時間以上通行止め続く 北陸道や舞鶴若狭道も …… 車での移動はなるべく避けて。

共同通信社の47NEWS、京都新聞の記事である。


大雪で近畿地方では通行止めが相次いでいるようだ。滋賀県彦根で24時間降雪量が観測史上最大になっている。

尚、今の降雪は続いているようで、3時間、6時間の降雪量は、9時時点で滋賀県米原市(6時間で25cm全国一位、3時間14cm-同四位)、彦根市(6時間-8位-18cm、3時間-7位-12cm)である。この12時間だと、寒気収束帯に入る中国山地~近畿が多い。

既に、一部企業では年末休に入っているところもあり、旅行などを始めている人もいるだろうが、冬用タイヤを装着していないなら、運転しないことである。尚、凍結した雪道ではオールシーズンタイヤもNGである。絶対に冬用タイヤが必要であり、それに坂道を伴う走行なら駆動輪チェーンを追加する必要がある。(尚、チェーンは雪が積もっていない路面ではタイヤや路面、及びチェーン本体を痛める事があるので、チェーン規制などが出ている場合を除いて外すこと。)


<運転するならタイヤ交換は必ずして>

一応書いておくが冬用タイヤとオールシーズンタイヤ、ノーマルタイヤの違いを一応書いておく。

ノーマルタイヤというのは、普通の一般装着タイヤである。硬く成形されており、タイヤのトレッドと呼ばれる溝が水平垂直に掘られていることが多い。また、トレッドの深さは浅めで、且つ広めに作られている。何故浅く広いのかというと、濡れた路面での排水性能を上げるためや、ウェット面や乾燥路面でのプレーニングを抑えグリップ力を高めるためにそうなっている。

雪道ではつるつると滑りまくるので、注意が必要である。例え、チェーンを駆動輪に付けても付けていないタイヤは滑るので、制動が取れなくなることがある。絶対に雪道、特に山道など急勾配がある場所では、ノーマルタイヤでチェーンだからと安心してはいけない。


オールシーズンタイヤは、基本的にはノーマルタイヤと同じである。タイヤそのものは、比較的硬く形成されている。違いがあるのは、トレッドのパターンであり、タイヤの内側または外側の半分や、交互にトレッドのパターンが複雑形成されている。これによって、凍結路面での制動性能を一定程度確保出来るようになっている。尚、設計上冬場の性能寿命が短くなるという欠点があり、ウェット路面での制動がノーマルより下がることがある。また、雪道やスノータイヤ規制のある道路での走行では使えない。これはスノータイヤではなく、ノーマルタイヤと同じ扱いとなる。いわゆる都市一般道向けのタイヤであるが、ある意味中途半端なタイヤとも言える。
あまり雪が積もらない町なら、これでも十分だろう。


スタッドレスタイヤというのは、一般にスノータイヤとも言われる。日本で冬用と言えばこれだけが冬用である。

雪上の圧雪凍結路を中心に走行することも前提に設計されているタイヤである。このタイヤは、その昔のスパイクタイヤ(今は装着禁止されている金属スパイクを埋め込んだタイヤ)の先にある合成ゴムタイヤである。トレッド溝だけではなく、タイヤの表面にも発泡ゴムが蒸着されており、小さな凹凸があるのが特徴である。
タイヤは、実際に装着して運転すると分かるが柔らかく、始めて運転すると急なハンドル操作などをすると、車体がブレる事があるので注意が必要だ。スタッドレスは、凍った路面や雪上の圧雪された路面で、氷に食い込むように作られており、深いトレッドが雪や氷を掴むように作用する。また、タイヤ表面の発泡ゴムがスノーシューズのように滑り止めの効果を果たす。タイヤが柔らかいのは、しっかりと雪や氷を吸着するためである。

一方でこのタイヤには欠点がある。大雨などで水が溜まった道路では、トレッドや発泡ゴムの間に水が残り層を作ることがあり、急ブレーキを掛けたときに滑るプレーニングが起きやすいという点が1つ。

また、そもそもタイヤに凹凸が多くあり、柔らかいゴムを使っているため、高速走行に向かないという点がある。このタイヤで走行するときには、最大でも80km~100km/h未満での走行が好ましい。また、雪道走行での制動は30km/h~50km/h以下ではそれなりに機能するが、それを超えるとタイヤの種類や道路状態にもよるが、かなり効きづらくなる。

そして3つ目にタイヤ空気圧が下がるとフニャフニャになり制動が落ちる事も挙げられる。実は、スタッドレスを装着しているのに滑ったり、制動が伝わらない場合は、空気圧が落ちているか、タイヤにスリップサインが出るほど酷使しているかのいずれかであることも多い。特に、寒い冬は、タイヤの空気が収縮し空気圧が下がってしまっていることが多いので、空気圧を確認してから走らせた方がよいが、寒い冬の朝忙しい時間にこれをやる人はきっと殆どいないのである。寒くなるとわかっている時は前日の夜や夕方にガソリンスタンドなどで少し空気圧高めで見て貰うと良いだろう。

このタイヤは夏場に使うと禿びるのが早いのも特徴だ。基本的に、日本は夏前に梅雨があるのでその前に交換しておくのが妥当だ。

尚、いずれのタイヤの寿命も半期交換して遮光保存した場合、走行距離~10万キロ(平均5万~7万キロ)、最大~12年(平均7~8年)ぐらいで、そのどちらか早い方である。但し、急発進や急ブレーキの多用、オールシーズンでの利用やタイヤ空気圧の長期不良を放置すると、スリップラインやクラックが早々に出て短くなることがある。

自分でタイヤを交換したり、点検にこまめに出したり、空気圧を調整している人ならある程度、感覚的にも見た目でも分かるはずだ。それをしない人は、年を決めて雰囲気で交換したり、パンクするまで交換しない人である。


<雪の日は雪を下ろしてからの運転を>

それから、もう一つ大事なこととして、雪が降った日に雪を屋根などに乗せたまま運転する車も多いが、必ず発信前に雪を下ろしてから運転することである。雪が積もったままで運転していれば落ちる解けるというのは、危険である。そもそも、屋根などに積もった雪は下の方ほど硬く締まった氷になるため、もしそれが急停車時に前方に落ちれば、運転席の前の窓を塞ぎ、ワイパーなどを破損させたり、折角暖まってきたフロントガラスを急冷で壊すこともある。

後ろに落ちた場合、後ろの車との車間距離が狭いと、その落下した雪が後ろの車を傷つけることもある。実は、これで傷つけると相手が自分の車を特定した場合、その責任は運転前整備をしなかったあなたに回ってくる。また、歩行者などに落ちて怪我をさせても同じことなるし、場合によっては死角が増えることで、自分が当事者の事故に繋がることもあるだろう。

だから、雪は車輌の屋根やフロントガラスなど危険箇所から下ろしてから運転することである。


<山道などを走るときはチェーンの携帯または装備を>

平坦路ではチェーンはなくても運転できる。しかし、山道などを運転するなら必ずチェーンを装備するのが好ましい。
持っておくべき装備は、チェーン、ジャッキアップ機材である。これらは駆動輪に装着する。また、このような道路を通ることが決まっているなら、雪かきのための装備や滑り止めになる装備(砂、着雪防止剤など)も持っておくと良い。

尚、チェーンが必要な道路では、チェーンが例えあってもノーマルタイヤやオールシーズンタイヤの車輌では走行条件を満たさないことを理解すること。


<一番大事なのは無理に運転しないこと>

尚、雪の日でもっとも大事なのは、慣れていないなら車を運転せず、徒歩や公共交通機関で仕事や目的地に向かうか、予定を中止することである。ちなみに、徒歩ではなるべく小股で歩くことが転けないためのテクニックである。大股で早足などになると、滑るので注意。また、傾斜路面とタイル路面などは滑りやすいので、歩く道順も滑りにくいルートを選ぶことも大事である。


<今年いっぱいは寒い模様>

最後に今年いっぱいは寒い見通しである。この寒気が抜けても積もった雪がすぐに解けるような地域は平地を除けば少ないだろう。
そのため、車での旅行などを計画している人は、しっかり予定が狂うことも想定して、余裕をもった行動を取って欲しい。場合によっては移動中止や、車中泊などが生じる事もしっかりと意識しておくことである。



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