直進車の女性「不起訴相当」 大津園児死傷事故で検審 …… 遺族や怪我をした人は無念でも、空走距離から考えると妥当な結果。

時事通信社の記事である。


この事件で実際に子供達にぶつかったのは、直進車だった。だから、遺族等はそれに対する処罰を求めていたが、これに関してはそうならなかった。元々、法的にこれの責任は問われない。ぶつかる前後に意図して急加速したとかあるなら別だがそうではないと考えられるからだ。

強いて言えばブレーキが遅かったなどの問題が争点にはなるのだが……これも責任を問えない物理的な理由があるのだ。

直進車が速度が40-50km/hと仮定する。

交差点で進路を左方向にずらした程度の接触の場合、接触後ブレーキに体が反応し実際にブレーキが掛かるまでの空走距離0.6秒-1.5秒後を考えると、その間に車は園児を轢いているという答えが出てしまうのだ。

即ち、よほどの反応速度が人間離れした超人でもないと、ブレーキ操作には至らなかったという結論になる。そのための予備動作をするための(空想)距離が足りないのだ。

だから、無理に右折しようとした車側の責任を問うことになる。
こちらの被告は地裁判決は既に出ており、上級審の控訴も取り下げたため既に収監されていると思われる。

他に民事訴訟などがあれば、それが今も行われているかも知れないが、刑事での事件はこれで終わることになるだろう。

どちらにしても、我々運転者は、こういう事件を見て安全に運転することの大切さを忘れてはいけない。例えもらい事故でも、人を死なせた場合に普通の人であれば、心が病み人生が変わることも間々あるのだから。事故を起こさないことも大事だが、事故を起こしても人を死なさないように最後までハンドル操作などで回避する行動を忘れてはならない。



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