Android TV搭載ディスプレイ、ドンキが発売 「あえてテレビチューナー外した」 …… テレビとして売ればいつかNHK受信料が掛かるかもよ。

ITmediaの記事である。


このスペックの42型というのは東南アジアやアフリカなどの新興国向けの仕様である。だから、価格はかなりお安い訳だ。ただ、以前も書いたが何故テレビとして売るのかは未だに定かではない。ディスプレイとして売ればもっと売れるだろうに……

次のモデルからはテレビブランドではなくスマートモニターディスプレイになるかもしれない。
何故、モニターにするのかというと、NHKが受信できない状況のテレビでも、受信料の支払いが義務とされたからだ。一応、チューナーレスなので提訴してくる可能性は低いが……裁判官も明らかに常軌を逸してきているので、そのうちテレビと名の付く物は全て徴収され、それがダメになれば、モニターにも食指を伸ばしてくるかも知れない。


この国の立法府のトップに当たる最高裁の長は頭がおかしい。完全に三権の長ではなく、行政や立法と交わっているように見える。

それはともかくとして、本題である。

この製品に使われるOSはAndroid 9 Pieであり、多分ファームアップは今後ないと考えられる。強いて言えば、販売後数週間とか数ヶ月以内の販売終了までに、不具合があればファームアップが行われるだろうが、ストレージの容量やメモリー容量から考えて、最初は、なんとか動くだろうが、暫く経てば、あまり快適には動かなくなるだろう。

ちなみに、一般的なスマートテレビ(Android TV)におけるRAMの現主流は3-4GBである。廉価で2GBぐらいだろう。
1GBだと見切りで何も更新しない使い方でしか使えないからだ。ドンキらしいと言えばドンキらしいが、こんな製品出すなら、モニターとGoogle Chromecast With Google TVのドングルをセットで売った方が安くて長く使えて、且つ保守しなくてもChromeの保守はGoogleがしてくれて良い。

何故、Android TVを出すことにしたのか……は何となく分かるが(新興国で売れ残ったベースボードを買って作ったのだろうから)、Android入れずに、ただディスプレイモニターだけで良かったのではとも考える。ネットに繋がなければモニターにはなるので、Android TVとしてよりも、大きなディスプレイモニターとして使う方がこれは向いているだろうというのが、私の見解である。


テレビにネットコンテンツ機能がある製品は近年徐々に減ってきている。

理由は、脆弱性などの対応が必要で、保守サポートにコストが掛かるためだ。逆に、Google Chromecast With Google TV、Apple TV、Fire TVなどの製品は安定した売上げを上げている。これは、長いサポート期間があり、数年に1度世代交代をするだけ、場合によっては旧機種も廉価版として併売することで保守費用を長く得られるからだ。

こういうテレビを買うときには、その辺りもしっかり熟知して買うべきだろう。

ちなみに、地上波テレビ搭載でも良いなら、ハイセンスやアイリスオーヤマのテレビを買えばこれより安い。むしろ、最近はゲーミングなどに使われるPCモニター(高リフレッシュレートやDisplay HDR搭載が多くなったため)の方が高い。





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