「Windows 11でAndroidアプリ」、Insiderでテスト開始 仕組みも解説 …… 但しまだリージョンは米国のみ、Amazon.comのアカが必要。
Windows Blogの記事である。
開発(Dev)チャンネルではなく、betaチャンネルのWindows 11でAndroidアプリのうち50種類が使えるようになると発表している。
但し、初期のbetaには要件がいくつかあり、PCの性能要件を満たすこと。仮想化が機能するように設定されていること。
MS Storeのバージョンが22110.1402.6.0以上であること。
地域リージョンが米国(USA)になっていること。
Insider Programがbetaチャンネルになっていること。
Amazon.com(EN)のAmazonアカウント(拠点が米国のアカウント)を持っていること。日本のco.jpアカウント単独ではまだ不可と思われる。
が条件となっている。
尚、既知の不具合や問題として、
ストアの仕様・不具合として
MSストアにはAmazon Appstoreのレビュー評価が表示されない。
App Storeの仕様・不具合として
Amazon Appstoreのサインイン中に広告ブロッカー(のアドオン等)を使っているとエラー等問題が出ることがあるので、停止する。
Amazon App Storeではアクセシビリティオプションは現在利用できないため、ジオフェンスなどの機能は使えないと思われること。
サブシステムの仕様・不具合として、
ARM64版では、セルラー回線でネットワークアクセスに問題が生じる。
ARM64版では、特定のアプリで視覚歪み(残像現象や、処理落ちによるズレと思われる)が表示されることがある。
複数のアプリを同時に実行するとパフォーマンスが不安定(低下したり、一部に処理が偏る)になることがある。
特定のアプリにはカメラ(制御)に問題がある。(カメラ使うアプリ全般と見るのが妥当かな?)
スタンバイから離脱するアプリでは問題が発生する。(場合があるではなく問題が発生するなのでほぼ必ず発生すると思われる)
となっている。
尚、Windows Subsystem for AndroidのバージョンはAndroid 11相当※ということになっているようだ。
※AOSP互換であるがAOSPと同じではない。AOSP承認の正式製品だとGoogle Playが利用できるため、カスタマイズ品扱いである。だから、FireOS向けのアプリケーションと同等品を利用することになった。尚、GoogleやAOSPメンバーにメリットがない現状では、今後もPlayの標準利用は難しいだろう。何か利でもあれば対応するかも知れないが……
リージョンが米国専用なので、日本でこのバージョンをすぐに使う人はまだ殆どいないだろう。
ただ、海外のファストレビュー(ちょっと触っただけのレビュー)を見る限り、ピン止め、タッチ操作、キーボード操作なども一応は違和感なく出来るようで、既知の不具合を除いて、問題は少ないと評価されているようだ。これで、余計にWindows向けのアプリを作るのか、Kindle Amazon向けに開発していくのかが、ソフトウェアメーカーには悩みの種となる。
まあ、Amazonアカもいる訳で動作には若干の対応確認が必要になるわけで……なかなか難しい。
後は、どれだけの人が、これを使ってくれるのかと、ARM版のパフォーマンス対応がx86-64より今は低い点が、いつ解消されるかだろう。元々Arm系なのにこれが遅れているのは、ARM版のWindowsを普及させるつもりならば心配な点である。
私個人としては、別にWindowsでAndroidアプリが使える必要性が今のところないので……見るには面白いが、このためにアップグレードしたり、PCを購入したりという予定はないが……。Androidアプリを使うならタッチパネルモデルのPCを買うのが良いだろう。

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